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元ガス屋さんが紹介するプロパンガス裏事情から安価でのご利用方法

今回はプロパンガス会社で働いていた元ガス屋さんの方から、ガス屋さんの目線から高いプロパンガス料金を電話一本で都市ガス並に安く値下げする方法のコラムを頂きましたのでご紹介させて頂きます。他の記事ではお目にかかれないガス屋さん目線からの貴重なお話もありますので、是非ご参考にして下さい。

自己紹介とこのコラムを書くにあたって

はじめまして、私は関東の大手プロパンガス会社の営業として勤めていました

当時私が勤めていたガス会社もそうですしプロパンガス業界自体が「安値で新規顧客を獲得し値上げして利益を確保する」という風習でした。それは今も変わっていません。

プロパンガスは都市ガスが通ってない地域に供給する事が多く、消費者さんは都市ガスが通ってないのでプロパンガスを利用する以外、ガスを使う方法がありません。ガス会社はそれをいい事にいまだにほとんどのガス会社が高値で販売しています。

しかし1m3の従量単価は300円と格安でもガス会社は利益を確保できます。

都市ガスや電力も自由化された今、プロパンガス業界も変わっていかなければならない時だと思い、元プロパンガス屋の経験からこのコラムを書かせて頂く事に決めました。適正な安価で供給されている消費者様は5%程ですので、多くの方が電話やメール1本で高いプロパンガス料金が都市ガス並に安く値下げできると思います。

このコラムを読んで、少しでも多くの方が適正なプロパンガス料金でガスを利用して頂ければ私としても幸いです。宜しくお願い致します。

プロパンガス料金と都市ガス料金の違い

まず初めに、プロパンガス料金と都市ガス料金についてご説明していきます。

ガスの種類や性質でみると都市ガスとプロパンガスは全く違う商品になりますが、料金面でみると現在は都市ガスも自由化され、プロパンガスと同じ自由価格の商品になりますので、商品の類では同じ商品です。

消費者様側からしたら同じ自由価格の商品の中で、料理をしたりお風呂に入ったり同じ用途で使うのに、都市ガスとプロパンガスの料金が違う事に疑問を感じるのは当たり前です。そんな中ごく一部ですがプロパンガス会社の中で「プロパンガスも都市ガス同様価格で都市ガスと同じように一生涯使ってもらう」という新しい考えが出てきています。

都市ガスとプロパンガスの料金の違いを理解してプロパンガス料金を安全に削減できる方法についてご説明していきます。

都市ガスも自由化され現在は同じ自由価格の商品

プロパンガスは昔から自由価格の商品でガス会社が自由に価格を決めていましたが、現在は都市ガスや電力も自由化され、プロパンガスと同じ自由価格の商品です。

しかし同じ自由料金の商品でも都市ガスや電力の料金トラブルはほどんとなく、昔から自由価格のプロパンガスだけいまだに料金のトラブルが絶えません

ではなぜプロパンガスだけ料金のトラブルが多いのでしょうか?答えは簡単です。プロパンガスは都市ガスが通ってないエリアでプロパンガスしか選択肢がない足元をみて、多くのガス会社がいまだに高値で販売しているからです。

熱量の違いでプロパンガス単価約320円が都市ガスと同様料金

それではプロパンガスと都市ガスの価格が幾らで同様料金になるのかご説明していきます。

プロパンガスと都市ガスはガスの性質が違い、熱量(カロリー)が異なります。

1m3あたりの熱量
プロパンガス:約24,000kcal
都市ガス:約10,750kcal
プロパンガスが都市ガスの2.23倍の熱量になります。

熱量やカロリーと言われてもいまいちピンとこないと思いますが、簡単にいうとプロパンガスの方が少ない量でたくさん燃やせるという事です。
例えば同じ量のお湯を沸かすのに、プロパンガスは1m3で沸かせられるのに対して、プロパンガスは2.23倍の2.23m3必要という事です。
都市ガス同様価格の算出の計算
都市ガス1m3単価:142.66円×2.23=約318円
つまりプロパンガス1m3単価約318円が都市ガスと同様料金になります。
※東京ガス発表 東京地区2018年3月発表 より参照

プロパンガス料金の平均価格と適正価格について

プロパンガス料金がどれ位で都市ガスと同様料金になるかご理解頂けた所で、次にプロパンガスの平均価格と適正価格についてご説明していきます。

プロパンガス料金の安い適正な価格について、都道府県等によって多少価格は異なりますので、神奈川県を例にご説明していきます。

神奈川県 2018-10-01
基本料金 1m3単価 10m3使用額 20m3使用額
1,739円~
平均
460円
平均
6,321円
平均
10,916円
平均
1,500円~
安値
280円~
安値
4,300円
安値
7,100円
安値

20m3使用時で適正価格は平均価格と比較し約35%もガス料金を削減でき、
月額差:約4,000円 年額差:約48,000円
と非常に金額差が大きいです。

そして現状は上記の適正な価格で供給されている方は約5%程と非常に少なく、1m3の単価が400円台であったり、中には500円台や600円台と非常に高い方も大勢います。

ガス会社も会社である以上、利益を求め会社を存続させていく責任があり、どうしても高値で販売したい気持ちになってしまいます。しかしそこまで暴利でなくても単価300円台でも利益はでます。

このように多くのガス会社が高値で販売していて、ガス会社に平均価格を吊り上げられ、「プロパンガスは高い」というイメージを植えつけられ、何年間、何十年間と高いガス料金を支払わされてしまっているのです。

契約中のガス会社への値下げ交渉は難しい

私が勤めていたガス会社ももちろんそうでしたが、値下げの交渉にはほぼ100%と言っていいほど対応しません。

プロパンガス会社に交渉した方ならご経験があるかもしれませんが交渉した結果、
「お客様の価格は地域では平均値です」
「石油情報センターのホームページの価格と比較しても平均値(もしくは少し安い)です」
等の返答でガス料金の値下げ対応はしてくれません。

前述でもご説明していますが、プロパンガスの小売平均価格を発表している「一般財団法人日本エネルギー経済研究所石油情報センター」のホームページでプロパンガスの小売平均価格を見ると大抵の方が平均価格に当てはまります。しかしこれはいまだに多くのガス会社が高値で販売していて、適正な価格で供給しているガス会社は約5%程しかなく、プロパンガス会社全体が高値でガスを販売していて、プロパンガス会社に平均価格を吊り上げられてしまっていますので、平均価格は参考にせず高いか安いかシンプルにお考え頂くと良いと思います。

また仮にガス会社が料金交渉に応じてくれたとしても、それは辞められて違うガス会社に変更されては顧客が減ってしまい困るので、辞めさせないように引き留めの意味で安くするだけで、半年後~1年後には、交渉に応じて安くしたガス料金分を取り戻す為に、徐々に値上げして値下げ前より高値にする事がガス会社の常套手段ですので、現在契約中のガス会社への料金の交渉はかなり注意が必要です。

参考

一般小売価格 LP(プロパン)ガス 一般財団法人日本エネルギー経済研究所石油情報センター

電話1本で優良ガス会社を紹介してくれる機関を使ってガス料金の削減

適正な価格で不当な値上げの無い安全なガス会社の探し方ですが、最近ではガス会社と消費者様の間に立ちプロパンガス料金の公平性を保つ団体も発足され、ガス料金の相談から適正価格のガス会社を紹介や、契約後の適正価格の保証までしてくれてアフターフォローもしっかりしていますので、そちらの機関を利用すると良いかと思います。

プロパンガス消費者生活センターは、郵便局にパンフレットが置いてあったりプロパンガス料金専門の相談機関です。

ホームページでは、ガス料金の診断もでき使用量と請求額を入力するだけで、現在のガス料金が高いのか適正価格なのですぐに診断でき、高い場合は適正価格との削減額まで出してくれるのでとても分かりやすいと思います。

最後に

プロパンガス会社は、ガスという生活に必要なエネルギーという事と、プロパンガスは都市ガスが通ってなくプロパンガスしか選択肢がない事をいいことに、高値で販売しずっと殿様商売でやってきました。しかしこの不景気の中で、プロパンガス業界も変わっていかなければいけないと思います。

是非この記事や消費者生活センターを友人や知人に紹介や、いいねやシェアして頂き、少しでも消費者様が適正な価格で安心して利用できるようになる事を祈っています。

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