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新築時のプロパンガス導入の手引き

人生で大きなお買い物の一つ、夢のマイホーム。しかしせっかくのマイホームも、プロパンガス導入にあたってトラブルになってしまっては、喜びも半減してしまいます。マイホーム建築はそう何度も経験する事ではないですし、はじめはプロパンガス導入について分からないのは当然です。 そこでこちらでは、お得なガス会社選びからトラブル防止策まで、新築時のプロパンガス導入の手引きを簡単にまとめてご紹介していきます。

新築時のガス会社選びはとても重要

何かとやる事があってバタバタしている新築時、つい後回しがちになってしまうのがプロパンガスの導入手続きです。実はこの新築時のガス会社選びがとても重要なのです。

ガスは生涯使うライフラインなので、ガス会社とは長いお付き合いになります。後に詳しくご説明しますが、 新築時に決めたガス会社と10年~15年間の契約になるケースが多いので、ガス会社選びはかなり重要と言えるでしょう。 確かにガス料金は家や車に比べると、金額はそれほど多くはないかもしれません。しかし長期間のトラブルに見舞われてしまっては大変です。新築時に安全で安心なガス会社を選ぶ事が大切です。

新築時にガス周りでやらないといけない事は?

まず新築時にプロパンガスを導入すると言っても、何をどうすればいいか分からない事が多いのではないせしょうか。

「ガス会社はどうやって決めればいいの?」
「ガスの配管工事は建築屋さんに頼めばいいの?ガス会社に頼めばいいの?」
「コンロや給湯器のガス器具の設置は誰に頼めばいいの?」

といったように、すぐに色んな疑問が出てくるかと思います。しかしプロパンガスの導入は、必要な事とポイントを押さえておけばとても簡単です。

契約するガス会社を選ぶ

新築時のプロパンガス導入の際に一番最初にやる事は「契約するガス会社を選ぶ事」です。

キッチンやお風呂等のガスの配管工事は、建築業者ではなくガス会社が施工を担当します。従ってガス会社は建築中に必ず決めなければなりません。

ガス会社にガス配管工事とガス器具設置の依頼

ガス会社が決まったら次はガス会社にガス配管の施工を依頼します。

配管などのプロパンガスの初期工事は建築工程に合わせて行います。建築業者とガス会社を仲介すれば、その後は建築業者とガス会社間で打ち合わせを行い、配管工事やコンロ・給湯器等のガス器具の設置を行います。

配管やガス器具の無償貸与契約とは?

ガス会社との話が進む中で、ガスの配管や給湯器に関して「無償で付けさせて頂きます」と言う話がガス会社から出てくる事があります。

新築時のガス会社選びで一番多いトラブルが、ガスの配管や給湯器等の初期設備費用の無償貸与契約です。そこでトラブルを回避できるよう、無償貸与契約についてご説明していきます。

ガスの配管やガス器具を無償で設置する代わりに、10年~15年の縛り契約が発生する

無償貸与契約とは、読んで字のごとく「ガスの配管や給湯器を無償で貸し与えて契約する」事です。本来自分で購入するべきガスの配管や給湯器代等の初期費用をガス会社に負担してもらい、その代わりにガス会社が定める年数である、10年~15年間はそのガス会社と契約するという事になります。

年数を経過するごとに初期費用は減価償却していきますが、ガス会社契約期間中にの解約や変更をする場合は、残っている年数分の費用を清算し、配管や給湯器を買い取って解約する形になります。

もちろんガス会社に負担してもらわずに、ガスの配管や給湯器代等の初期費用を自己負担している場合は、契約年数で縛られずにいつでもガス会社の解約・変更ができます。最安値のガス従量単価でご利用したい場合は自己購入お勧めします。

これだけ聞くと「ガス配管や給湯器がタダで付けてもらえるならお得じゃん♪」と思うかもしれませんが、この無償貸与契約には、消費者様にとって非常に危険なからくりがあるのです。

ガス会社もガスの配管や給湯器をタダで入手できるわけではなく、メーカーから購入しています。そのため当然ガス会社も設置費用が掛かります。そしてガス会社がその費用を回収する方法は、ガス料金から少しずつ回収するしかありません。

良心的できちんとしたガス会社は、ガスの配管や給湯器の初期費用の見積もりの際に「無償貸与でなく自己購入していただければ単価300円で供給できますが、無償貸与の場合は単価400円でお願いします。」といったように、しっかりと明朗会計で説明してくれます。しかし悪徳業者は「無償でつけますし単価も300円でいいですよ」などの説明しかせずに、契約後に値上げを繰り返し、結果的に原価以上の金額を回収されてしまうケースが多いので、注意が必要です。

無償貸与契約は、【無料】ではない

新築時のガスの配管工事費は約15万円ほど、給湯器は約10万円~25万円ほど掛かり、プロパンガスの初期費用は合計で約25万円~40万円ほどが相場です。ガス配管や給湯器等を本当の意味でタダで付けてくれるならばもちろんお得です。しかし無償貸与契約を結ぶ事によって、10年~15年の契約年数がガス会社との間に発生してしまうのです

つまりガス配管や給湯器をタダで付けてもらう代わりに、そのガス会社を10年~15年間使わなければならない、という事になります。


言い換えれば、リースや、ローンといったところでしょうか。

前述の通りガス会社も配管や給湯器をメーカーから購入しています。「無償」と謳っているものの、契約時に払わなくて良いだけで、実際はその配管代や給湯器代をガス料金に上乗せされ、徴収されているのです。

ガス会社側は「配管と給湯器はこちらでタダで付けますね~」程度の、ガス会社に都合の良い言い方しかせず、デメリット部分の説明をすることはありません。

また、契約年数未満で解約やガス会社の変更をする場合、ガス配管代と給湯器代等の残債の清算をし、ガス配管と給湯器等を買い取らなければなりません。

さらに消費者様に不利な点として、「解約や変更がしづらいように高値で契約を結ばれてしまう」事が非常に多い事が挙げられます。

無償貸与契約の清算金の計算方法

無償貸与契約を結んだ場合、残債を清算し、ガス配管と給湯器等ガス器具を買い取らないとガス会社の解約や変更ができない事は、ご理解いただけたかと思います。次に残債金の清算金額の計算方法をご紹介します。

無償貸与契約は年数が経つごとに減価償却していく計算法になります。残った年数分の金額が残債金額となり、清算が必要な金額となります。 ガス会社や契約内容によって計算方法は異なりますが、おおまかな計算方法は以下の通りです。

無償貸与契約の清算金の計算方法
例:初期費用30万円 契約年数:10年 経過年数5年の場合 初期費用30万円÷120ヶ月(10年)=1ヶ月の償却金額2,500円 1ヶ月の償却金額2,500円×60ヶ月(5年経過分)=減価償却費15万円 初期費用30万円-減価償却費15万円=残債清算金額:15万円 一般的な計算式はこのようになりますが、もちろんガス会社や契約内容によって詳細は異なります。お申し込みの前にしっかりと契約内容を確認しましょう。

不動産業者や建築会社が紹介してくるガス会社は絶対にNG!

新築時のガス会社選びの失敗・トラブルで一番多いのが、建築業者や不動産業者が紹介してくるガス会社を選ぶことです。

建築業者や不動産業者は建物を取り扱う事が多いので、プロパンガス会社と密接な関係になりやすく、建築屋さんや不動産屋さんとプロパンガス会社がタッグになっている事も多いのです。

ガス会社は無償貸与契約を結ぶ事により、10年~15年の顧客を獲得できることになります。建築業者や不動産業者にバックマージンを渡しているので、建築業者や不動産業者はお抱えのガス会社を紹介してくるのです。

繰り返しになりますが、ガスの配管や給湯器は無料で手に入れられるのではなく、ガス会社はメーカーから購入しています。さらには建築業者や不動産業者に払うバックマージンも含めると、開栓に伴う初期費用はかなりの金額になってしまいます。これをどうやって回収するのか?上記でも述べたように「ガス料金に上乗せして回収」するしかありません。

従って、最初は契約を取るために安値から始まる事が多いのですが、設備費がかかっているのにも関わらず始めから安い料金設定をしてくるのは、必ず値上げされ、必要以上に回収されてしまう危険があります。建築業者や不動産業者から紹介されるガス会社には十分に注意が必要です。

こんなガス会社に注意!契約後のトラブルの元です!

ガス会社の営業担当者は、契約を取るために良い事ばかりを言ってマイナス面を隠し、あの手この手を使って営業してきます。しかし事実と契約を取る為の営業トークを見極めるのは非常に困難です。こんなガス会社には要注意です。

こんなガス会社に注意!契約後のトラブルの元です!
  1. 建築業者や不動産業者が勧めてくるガス会社
    建築業者や不動産業者は業務提携し、ガス会社に一件顧客を紹介する度にバックマージン(紹介料)をもらっている事が多いです。ガス会社が建築業者に払った謝礼は、あなたのガス料金から徴収するしかありません。契約後ガス料金を上げ、回収してきます。
  2. 配管や給湯器の無償貸与契約を執拗に勧めてくる
    本来無償貸与契約は配管代や給湯器代等、先出しのお金が掛かってしまうため、ガス会社にとっては良い契約ではありません。無償貸与契約で10年~15年で縛り、その間に値上げをして配管代や給湯器代を徴収できる、「おいしい顧客」にしたいだけです。
  3. トイレウォシュレットやTVモニター付きドアフォンなど過剰な貸与を勧めてくる
    ガスの配管や給湯器と同じく、トイレウォシュレットやTVモニター付きドアフォン等の設備をガス会社が無料で手に入れることはできません。当然メーカーから購入します。様々な商品を貸与し高額な無償貸与契約を結び、清算解約できないように10年~15年契約で縛り、その間に値上げをして各設備代を徴収できる、「おいしい顧客」にしたいだけです。
  4. 無償貸与契約の途中解約の清算金の説明をしない
    こちらは完全に違法行為です。契約に関してマイナス面をしっかり説明しないのは、違法行為になります。契約前から違法行為をするガス会社は非常に危険です。契約書を目の前にし、プラス面とマイナス面をしっかりと説明してくれないガス会社は絶対にNGです。
  5. 配管や給湯器の自費購入と無償貸与契約の場合でガス料金が変わらない
    ガス会社も配管や給湯器を無料で入手できるわけではありません。当然メーカーから購入しています。ではその設備費用はどこから徴収するのでしょうか?あなたのガス料金しかありません。良心的なガス会社は「自費購入の場合は単価300円で無償貸与の場合は単価400円で調整させて下さい。」といったように明朗会計してくれます。しかし悪いガス会社は「無償でつけますし単価も300円でいいですよ」などと、いかにも安くしているような説明しかせず、契約後に値上げを繰り返し原価以上に徴収するのです。

不当な値上げ等トラブルのない安全なガス会社の探し方

ここまで色々とご説明してきましたが、プロパンガスの契約は消費者にとって不利な事が多く、優良ガス会社か悪徳ガス会社か判断するのは困難です。

無償貸与契約に関しては、契約自体を非難しているわけではありません。
消費者様によっては、始めに費用を支払うのがちょっと大変だから、少しガス料金が高くなってもいいと契約内容を理解した上で、それを選ばれる場合もあるかと思います。
あたかも他のガス会社よりも安くできるように思わせ、その契約がどういった内容なのかをろくに説明もしない会社(不動産屋・建築業者・ガス会社)とは、契約をしない方がいいという事です。
不動産業者・建築業者からは何の説明もなく、ガス会社が決まっている事もあります。
新築もそうですが、リフォームや給湯器の買い替えでも同じ事が起こりえますので、その際には十分に気を付けて下さい。

優良ガス会社を紹介してくれるプロパンガス消費者生活センター

最近では消費者様を守るために、プロパンガス専門の相談機関も発足されています。

プロパンガス消費者生活センターは、プロパンガス会社と消費者様の間に立ち、プロパンガス料金の公平性を保つ為に発足されたプロパンガス料金専門の相談機関です。

不当な値上げの無い安くて安全なガス会社の紹介から、契約後の適正価格の保証まで全て無料でしてくれて、契約後のアフターフォローもしっかりしているので安心です。

まとめ

喜びのマイホームですが、プロパンガス導入には様々なトラブルがあります。

せっかくの喜びもトラブルに見舞われてしまっては喜びも半減です。

新築時は配管やガス器具の無償貸与契約等、消費者様には難しい事が多いです。プロパンガス専門の相談機関のプロパンガス消費者生活センターを利用し、安全なガス会社と契約して充実したマイホームライフを送りましょう。

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