ワットって何?電化製品の消費電力と一緒に解説!

家庭で使用する電化製品を見ると、必ずワットの記載が施されています。
このワットとは「消費電力」のこと表し、電気代などと密接に関係してるのが特徴です

しかし、消費電力の記載を見ても正確に理解している人は多くいません。
ワットはどういったものを表すのか、情報を集めておきましょう。

そこで今回の記事では、電気用語の一つである「ワット」について詳しく解説します。
ワットアワーとの関係性電化製品の消費電力と一緒に確認してください。

1.ワットとは?ワットアワーとの関係性について

ワットは電力

電気料金で登場し、電化製品に表記されていることの多いワット(W)は、そのことズバリ電力のことを言います。

水に例えるなら「津波」や「水車」のような水圧と水の量によって発生するエネルギーが電気用語の電力に該当します。

電力は、一定時間内に電流が行う仕事(エネルギー)の単位で、電圧(ボルト)と電流(アンペア)を掛け合わせた数値が電力の値です。

100Vの電圧で12A流れる電化製品を使用した際の消費電力は100V×12A=1,200Wです。
このように電圧と電流を用いることで消費電力は簡単に計算ができます。

また、電気代の計算をする際に消費電力(ワット)とは別に、キロワットアワー(kWh)といった単位もよく見かけます。

これは、1時間あたりの電力量を表しています。
消費電力1,000Wの電化製品を1時間使用すると電力量は「1kWh(1,000Wh)」です。

この消費電力と電力量の考え方は、電気料金を見ていくうえで非常に大切なので、簡単な概要と違いを理解しておきましょう。

2.家電製品の消費電力はどのくらい?

一般家庭で使用される電圧は100Vが主流

現在、一般家庭で使用される電圧は100Vが主流なので、消費電力を決定する際に電化製品に流れる電流に比例して変化することがわかります。

そここでは、家庭に置いてある電化製品の消費電力がどのくらいなのかを表にして解説します。
それぞれの消費電力について確認してください。

表を確認してみてください。

電化製品 消費電力
扇風機 5W~50W
ノートパソコン 50W~100W
デスクトップパソコン 100W~300W
冷蔵庫 100W~300W
テレビ 150W~300W
洗濯機 300W~700W
炊飯器 300W~700W
ドライヤー 600W~1,200W
掃除機 800W~1,200W
電子レンジ 1,200W

上記は、一般家庭で使用される電化製品の電圧です。
家庭内にある90%以上の家電は100Vで使用されていることがわかります。

電気のエネルギーを変換することで強い熱を発生させるもの、もしくは直接的に熱エネルギーへと変換させるものは消費電力が高くなるのが特徴です。

炊飯器やドライヤー、電子レンジなどは全て電気エネルギーと熱エネルギーが密接に関係していますよね。

逆に、電気エネルギーの変換先が光や風の場合は強い電気を必要としないため、消費電力も小さくなります。

電気エネルギーの変換先が熱なのか、熱以外のエネルギーなのかといった考え方は、消費電力を考えるうえでの1番簡単な目安となるため覚えておきましょう。

3.電化製品の消費電力を例に電気代を計算してみよう

では、電化製品の消費電力から電気代を求めるにはどうしたらよいのでしょうか?
続いて、消費電力から実際に電気代を計算してみましょう。
電気代を求めるための計算式としては、次のとおりです。

電気代(円)=消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金(円)

この式は、全ての電化製品の電気代を計算するうえで使用可能です。

ここでは、消費電力300Wのテレビを1時間使用したとして考えてみましょう。
1kWhの電気料金は契約している電力会社によって異なりますが、今回は27円として計算します。

電気代(円)=0.3(kW)×1(h)×27(円)=8.1(円)

つまり、消費電力300Wのテレビを1時間使用すると電気代は8.1円かかることがわかります。
また、電力は電圧と電流を掛け合わせた値のことなので、これらの値さえわかれば算出可能です。

このように、電化製品の消費電力ワットと電気代には、大きなつながりがあります。

【豆知識】ワット(W)とボルトアンペア(VA)の違いとは?

最後に、ワット(W)とあわせた電気用語として登場するボルトアンペア(VA)についても把握しておきましょう。

電化製品に記載している電力にはいくつか種類があり、皆さんが呼んでいる消費電力は「有効電力」のことを言います。

一方で、ボルトアンペア(VA)とは電力の総合の値である「皮相電力」のことです。
次の図をご覧ください。

この図は、電力を少しだけ深く見た図です。
電力は、皮相電力と無効電力、有効電力の3種類から成り立っていることが分かります。

有効電力は電気料金に直接関係しますが、無効電力と皮相電力は実際に電気料金として換算されることはありません。

もし、電化製品に○○VAと記載されている場合は、消費電力と間違わないように注意しましょう。

まとめ

今回の記事では、家庭の電気で登場するワットについて、ワットアワーとの関係性や電気代の算出方法、電化製品の消費電力と一緒に解説しました。

消費電力のワットは、電化製品を見てみると当たり前のように記載していますが、その意味を正確に理解している人は多くいません。

「消費電力は○○Wか」といったように何となく感じている人がほとんどです。
そのため、ワットについて理解しておくと電気代をより簡単に求められます。

どういった電化製品の消費電力が高いのかといった情報もあわせて把握しておくことで、ブレーカーを落とさず、安全に電気を使用できるでしょう。

この記事で紹介した内容を参考にして、消費電力についての情報を覚えてくださいね。

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