オール電化とプロパンガスの料金徹底比較!

オール電化とプロパンガスの料金について比較しました!
お風呂や台所での調理は、生活に欠かせません。 さらには、毎日の生活を豊かにしてくれる、無ければないものです。 プロパンガスや電気といったエネルギー源を使って、お風呂や調理、暖房など使う用途には、色々な種類があります。どちらのエネルギー源を使ってできたお湯も調理も、家族の生活の豊かさに違いが出ることはありません。

あえて違いがあるとすれば、それらの製品を買うのにいくら掛かるかでしょう。 もう一つは、どちらが非常時にも使うことができるかでしょう。 例えば、電気であれば停電してしまうと機器は動作しません。病院のように予備電源があれば継続して電気を使えますが、一般家庭でそれを望むことはできません。

このコラムでは、お風呂や調理をオール電化でまかなった時と、オールプロパンガスでまかなった時の違いについてご紹介します。

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節約!! 主婦による生活の知恵まとめ。

1.オール電化のイメージ

まずはじめに、オール電化という仕組みや様子を図解で見てみましょう。 図1は、オール電化としたときのイメージ図です。

2.プロパンガスのイメージ

図2は、プロパンガスでお風呂やキッチンを構成したイメージ図を紹介します。

3.オール電化のランニングコストと設置費用

(1) 前提条件

前提条件
  1. 象とするオール電化製品はお湯と調理だけ
  2. 家族数は4人家族とします。
  3. 使うお湯の量

表1から4人家族が使用するお湯の量を850Lとします。

表1 家族数と1日に使用するお湯の量(年平均)

家族数
使用目安量 合計量
お風呂
(42℃)
シャワー(42℃)
80L/1人
洗面・台所
(42℃)
3~4人
1回 200L 4回 320L 160L 680L
2~3人 1回 200L 3回 240L 120L 560L

表から、4人家族が1日に使うお湯の量は、850Lします。

調理時間=プロパンガスコンロを強火で1時間調理したとします。

ソーラーパネルなどでの自家発電は無し(比較対象としない)

(2) オール電化のランニングコスト

➀ お湯

エコキュートでお湯を沸かすこととします。 水の温度は年間の平均17℃で、42℃のお湯を使うと仮定します。

850L×(42-17)℃×1kcal=21,250 kcal

電力量1 kWh=860 kcalから

21,250 kcal÷860 kcal/kWh=24.7 kWh

エコキュートの保温効率を3.7として、24.7 kWh÷3.7=6.68 kWh

エコキュートの稼働する時間は、スマートライフSプランとすると、午前1時~午前6時まで17.78円となります。 1ヶ月当たりのエコキュートの電力料金は、

6.68 kWh×17.78円×30日=3,560円です。

⓶ コンロ

ビルトインタイプのIHクッキングヒーターを使用するとします。
ガスコンロで2.7kWで1時間調理するのと同じ電気量とし、IHの効率を90%として、3kWを1時間使用するとします。1ヶ月では90kWとし、電気はスマートライフSプランとすると、1kWhでは午前1時~午前6時まで17.78円、午前6時~午前1時までは25.80円です。

したがって、1ヶ月の電気料金は、90kWで、2,322円です。

③ オール電化のランニングコスト(IHコンロ+エコキュート給湯器)

  • 1ヶ月当たり5,882円
  • 1年あたり70,584円

(3) オール電化の設置コスト(製品コスト+工事費用)

➀ IHコンロ

表2にIHコンロ設置時のトータルコストを紹介します。

表2 IHコンロ設置に伴うコスト
工事項目 金額 備考
IHコンロ製品 20万円 20万円~30万円
200V分電盤設置 5万円 すでにある場合は不要項目
分電盤からキッチンまでの配線 5万円
IHコンロ搬入・据付け 2万円
検査・諸経費 1万円
合計 33万円  

⓶ エコキュート

表3にエコキュート設置時のトータルコストを紹介します。

工事項目 金額 備考
エコキュート製品金額 79万円 台所リモコン付き、参考として耐重塩害仕様は、870,000円
基礎工事、ヒートポンプ設置、貯湯タンク設置 5万円 エコキュートの基礎工事の費用では、一般的にコンクリートを敷きますが約25,000円〜40,000円が相場となります。
配管工事 5万円 給水配管、追炊き配管、排水管
分電盤交換 10万円 200V引き込み用
幹線張替え 4万円
ブレーカー取替 1万円
配線工事 4万円 ヒートポンプ、リモコン
リモコン設置 1万円
重量物運搬費用 1万円 ヒートポンプ、貯湯タンク
持ち運びができない場所となると、重機を使って吊り下げて運搬することもあり、5万円程度追加されます。
検査・試運転 1万円
既設給湯器廃棄 1万円
その他 2万円 雑費、塗装、シール材など
200V電源設置 0 IHコンロ設置時に200V電源工事済みのため不要
合計 114万円  

(4) 10年間使用時のメンテナンスコスト

IHコンロ、エコキュートの寿命は10年間です。10年目の取替費用は別として、5年に1回は基板交換などがあること、1年に1回は定期検査を行うと、10年間で15万円をメンテナンス費用と考えます。

(5) オール電化設置と寿命まで(10年間)メンテナンス費用

(3)と(4)からオール電化を設置し、10年維持するための総計は162万円です。

4.プロパンガスのランニングコストと設置費用

(1)  プロパンガスのランニングコスト

プロパンガスのランニングコストは、ガスコンロと給湯器で、それぞれ試算します。

➀ ガスコンロ

ガスコンロで2.7kWで1時間調理するとして、コンロの熱効率を光路すると、1日当たり0.17m3のプロパンガスが必要です。

したがって、プロパンガスの1ヶ月当たりの使用量は、5.1m3です。 東京のプロパンガスの平均価格は、税込みで基本料金1752円従量単価515円(10m3まで)として計算します。 プロパンガスの1ヶ月当たりでは、2,625円です。(基本料金は入れません)

⓶ 給湯器

エコジョーズ型ガス給湯器(燃焼効率0.95とします)でお湯を沸かすこととします。 水の温度は年間の平均17℃で、42℃のお湯を使うと仮定します。

850L×(42-17)℃×1kcal=21,250 kcal

1ヶ月のプロパンガス量は、21,250cal÷24000kcal/m3÷0.95×30日=28.0m3 従量価格20m3で9689円として、

プロパンガスの1ヶ月当たりでは、13,550円

プロパンガスは、コンロと給湯器しか使わないため、基本料金1752円を加えます。

プロパンガスの1ヶ月当たりでは、15,300円

⓷ プロパンガスのランニングコスト(ガスコンロ+給湯器)

  • 1ヶ月当たり17,925円
  • 1年あたり215,100円

(2) プロパンガスの設置コスト(製品コスト+工事費用)

➀ ガスコンロ

表4にガスコンロ設置時のトータルコストを紹介します。

表4 ガスコンロ設置に伴うコスト
工事項目 金額(円) 備考

ビルトインガスコンロ

200,000 台所リモコン付き、参考として耐重塩害仕様は、870,000円
コンロ、オーブン設置工事 100,000 ガスコンロを使うに当たっては、プロパンガスの供給設備とガス本管の設置が必要ですが、表5の給湯器設置に含めています。
ガス配管敷設・接続工事 ガスメーターからコンロまで、ガス配管の布設長さや敷設途中の障害工事などにより費用が変わります。
試運転調整
諸経費  
合計 300,000円  

⓶ 給湯器

表5にプロパンガス給湯器設置時のトータルコストを紹介します。

表5 プロパンガス給湯器設置に伴うコスト
工事項目 金額(円) 備考

エコジョーズ型給湯器

435,000 24号フルオート、リモコン含む
エコジョーズ本体設置 5,000
ガスボンベ、ガスメータの設置 0 ガス供給設備として、ガス会社が設置します。
ガス配管敷設 10,000 ガスメーターから給湯器まで
給水・給湯配管接続 10,000
ガス配管接続 5,000
ふろ・おいだき配管接続 5,000
リモコン取替え取付け 10,0000
旧給湯器運搬・廃棄処理 5,0000
試運転と操作説明 5,0000
諸経費一式 2,000
ドレン配管敷設・接続 2,000 配管長さにより異なります
合計 692,000円  

(3) 10年間使用時のメンテナンスコスト

ガスコンロ、ガス給湯器の寿命は10年間です。10年目の取替費用は別として、5年に1回は基板交換などがあること、1年に1回は定期検査を行うこと、10年間で15万円をメンテナンス費用と考えます。

(4) プロパンガス機器の設置と寿命まで(10年間)のメンテナンス費用

(2)と(3)からプロパンガスを設置し、10年維持するための総計は114万円です。

5.オール電化とプロパンガスのコスト比較10年間

➀ コスト比較

1章から4章までにオール電化とプロパンガスのランニングコストや設置費用をご紹介してきましたが、ここでは、それらを表6に整理して紹介します。

表6 プロパンとオール電化の比較
  プロパンガス オール電化
前提条件(1日あたり) 4人家族構成とし、調理では、2.7 kW の熱量を必要とする料理を、1時間調理します。
お風呂などでお湯を使う量は850Lとします。計算データは、年平均値とします。
1ヶ月の使用量 33.1 m3 7,860円
1ヶ月の料金(電気のみ基本料金は除きます。その理由は、プロパンガスの使用はほとんどがお湯とコンロに使われるため、基本料金を入れた方が現実的なためです。 一方、電気の場合は、お湯とIHコンロの電気代は他の電化製品全体の一部になるためです。) 17,925円
(基本料金を含んだ値です)
5,882円
(基本料金は含みません)
1年の料金 215,100円 70,584円
設置費用

99.2万円

147.0万円

メンテナンスコスト 15万円 20万円
備考 プロパンガスの従量料金を551円/m3とします。 200V電源がなければ新規設置が必要です。すでに200V電源があれば、配線だけの工事のため10万円を差し引きます。

プロパンガスの料金については、一般的に、地域の料金、相場、平均価格が高いということ、石油情報センターに載っている料金も高い料金が掲載されています。 東京都の適正価格を見てみると、東京都平均515円(10m3従量単価)に対し、適正価格は308円です。 この価格を表6に当てはめると、約6割の価格となり、1ヶ月では、約10,700円、1年では約129,000円となるので、月7,200円、年間では86,000円も安くなります。

6.オール電化のメリットとデメリット

(1) メリット

オール電化のメリットはこれ!
  1. 基本使用料を一本化できる。
  2. 火災が起こる心配がなく、特に高齢の方が使うには安心。
  3. IHコンロの汚れ掃除などの手入れが簡単。
前の章で紹介したように、プロパンに比べると、ランニングコストが安く済みます。
オール電化として料金プランが電力会社で用意されているため、電気料金を安くできる利用が可能です。
貯湯タンクには相当量の水とお湯が溜まっているため、もし災害などで水道が停止したときには、生活用水として利用することができます。ただし、飲料用には絶対使ってはいけません(どのような雑菌が入り込んでいるか分からないため)

(2) デメリット

オール電化のデメリットはこれ!
  1. オール電化は、エコキュートを設置する初めに、大きなコストを必要とします。
  2. 貯湯タンクやヒートポンプを設置するスペースが必要です。
  3. 何かの事情で普段より多くのお湯を必要とするとき、昼間の電気代の高いときにエコキュートを動かす必要があります。
  4. しっかりした保温をしないと夜間に作っても使うのが夕方以降となると、半日の間に貯湯タンクの温度が下がる要因になります。
  5. 台風などで停電や断水が発生すると、エコキュートは動作しませんので、お湯を沸かすことはできません。
東京電力ではエコキュートのためにスマートプランという電気料設定があります。
AM1時からAM6時まで17.8円/kwh、それ以外は25.8円/kwh という設定です。
そのため、夜間以外にエコキュートを使う必要があるときはなるべく短い時間に使うなど工夫することで、1ヶ月の料金の節約ができます。
なお、この電力料金プランは電力会社ごとに違いがありますので、その地域の電力会社に確認し、節約してエコキュートを使ってはどうでしょうか。
  • IHコンロでは、鍋などの金属の素材は鉄やステンレスで、銅やアルミは使えません。金属でない土鍋も使えません。
  • IHコンロでは、鍋底の形状が丸いものは発熱しないか、熱効率が下がります。鍋などの底は平らなものを選ぶ必要があります。
  • 台風などの影響で電柱が倒れるなどの災害時には、電気の復旧が遅くなります。
  • 電気が復旧するのに時間が掛かる場合も想定され、対策を講じておくべきです。1日に使えるお湯の量が安いという点では制限されますが、コストが上がってもお湯は使えます。
  • オール電化は電気を多く使うため、環境にやさしくありません。

7.プロパンガスのメリットとデメリット

(1) メリット

プロパンガスのメリットはこれ!
  1. 熱効率が高いため、ガス代が節約できます。
  2. 二酸化炭素の排出量が少なく、環境にやさしい。
  3. 初期投資が少なくて済みます。
  4. 火力が強く給湯や調理が効率的です。
  5. 離島や山間部など、どこでも使えます。
プロパンガス料金は都市ガスの3倍ほど高いのが欠点です。
ただし、ガス会社をうまく選ぶことでガス料金を安くすることが可能です。
災害時の復旧が早いのがメリットの1つですが、例えば台風でボンベが倒れ、配管に損傷があってもすぐに復旧可能です。
プロパンガスのCO2の排出量が少なく、環境にやさしいクリーンエネルギーです。
プロパンガスのデメリットはこれ!
  1. ドレン排水の工事が必要になります。
  2. 排水場所が近くにないと、高額な配管敷設コストが必要です。
  3. ドレン用の中和器を数年単位で、取替が必要です。取替費用は1万円~2万円程度です。
  4. ボンベ周囲の温度が上がるとボンベ内の圧力が上がり、危険です。
  5. ボンベの設置場所は、日陰を選ぶか、日光に当たっても常時水を掛けるなどの対策が必要です。
密閉した部屋の中でガスが漏れが起こり、ある範囲に溜まったとします。このガスの中心に着火源の火が着火したときには、爆発の危険があります。そのため、定期的な部屋の空気の入れ替えが必要です。
プロパンガスのガス料金が、ガス会社、地域などによって、大きな差があります。

8.オール電化からプロパンガスに変更したときの違いについて

初めにオール電化にしている給湯器やコンロの設備をプロパンに変えるには、新築の家にプロパンガスの設備を設置する事とだいたいは同じです。なぜなら、オール電化で構築した設備をプロパンガスで動くようにすることはできないからです。
あえて出来ることは、給水のために敷設した配管の一部を転用できることくらいでしょう。

しかし、給湯器を見ても電気とプロパンガスでは、構造や設置場所が違いますから、配管を転用するよりは、新しくプロパン用に敷設した方が工事の手間を考えれば良いでしょう。
新築でプロパンガスを導入することとの大きな違いは、コスト的に20万円~30万円高くつくということでしょうか。

すなわち、すでにあるオール電化の製品を全て撤去しないと、プロパンガスの機器が設置できないからです。
6章と7章で、プロパンガスとオール電化のメリットとデメリットを紹介していますが、メリット的にプロパンガスが良いという判断ができれば、少々コストが掛かってもプロパンガスに切り替えるべきでしょう。

まとめ

8章ではオール電化からプロパンガスに変えるときの違いについて紹介していますが、実際に変えるときは、オール電化で10年近く使ってきて、更新を考えた時に、オール電化を続けるべきか、プロパンガスにしてみようかということでしょう。

コストを考えるなら、オール電化の使える部分は残して、更新すべきものだけの電気製品を変えることが、最も安くなるでしょう。ランニングコストも、オール電化であれば、プロパンガスに対して優位性が有りますから、あえてオール電化を変える必要はないでしょう。

オール電化からプロパンガスに変える理由は、生活のポリシーの問題が大きいのではないでしょうか。プロパンガスにはオール電化にない魅力があることも確かですから、ランニングコストなど少々高くなったとしても、それも生活の魅力になるでしょう。

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