ワットアワーとは?電気代の計算方法も解説

ワットアワーとは?
家庭で消費する電気代を見ると必ず登場するのが「ワット」や「ワットアワー」といった電気の単位です。

これらは、電気代を計算するうえで非常に重要ですが、正確に把握している人は多くいません。 そこで今回は、ワットアワーの詳細について解説します。

ワットとの違いや電気代の計算方法、簡単な豆知識と一緒に内容を確認してください。

1.ワットアワーとは?ワットとの違いについて

ワットアワー(Wh)=1時間当たりの電気の使用量

まず始めに、ワットアワーの概要について簡単に見ていきましょう。
ワットとの違いについても確認してください。

ワットアワー

ワットアワー(Wh)とは1時間当たりの電気の使用量を表す「電力量」の単位です。
この値が大きくなるほど1時間に多くの電気を使用したと言えます。

ワットアワーについては、難しく考える必要はありません。
次の表をご覧ください。

消費電力 使用時間 ワットアワー
(Wh)
キロワットアワー
(kWh)
500W 1時間 500Wh 0.5kWh
500W 2時間 1,000Wh 1kWh
1,000W 1時間 1,000Wh 1kWh
1,000W 2時間 2,000Wh 2kWh

上記は、消費電力とワットアワーの関係性を表したものです。 簡単に言えば、消費電力1,000Wの電化製品を1時間使用すると電力量は1kWhです。

電気エネルギーを強い熱にするもの(ドライヤーや電子レンジなど)は、消費電力が高いことが特徴です。

一方で、電気エネルギーを熱以外の風、光に変えるもの(扇風機や照明など)は、消費電力が低くなります。

この考え方は、消費電力の大きさを考えるうえで1番簡単な目安となるため、覚えておきましょう。

ワットとの違いについて

ワットアワーとよく間違えられるものにワット(電力)があります。
電力と電力量の違いについては、使用時間の有無が関係しています。

例えば、消費電力1,000Wの電化製品を1時間使用すると電力量は1kWhです。
同様に、消費電力200Wの電化製品を5時間使用しても電力量は1kWhとなります。

つまり、電力(ワット)は「使用した電気の量」ではなく、「使用する際に消費する電気の量」を表した数字であることがわかります。

ワットとワットアワーは非常に間違えやすいので注意しましょう。

2.電化製品の電気代を計算しよう!

続いて、ワットアワーとワットを用いて電化製品の電気代を実際に計算してみましょう。
電気代は、順序さえ守れば簡単に計算できます。

電化製品の消費電力と計算方法について見ていきましょう。

電化製品の消費電力リスト

電気代を計算するうえで重要な値が「電化製品の消費電力」です。
家庭にある電化製品の消費電力については、次の表をご覧ください。

電化製品 消費電力
扇風機 5W~50W
ノートパソコン 50W~100W
デスクトップパソコン 100W~300W
冷蔵庫 100W~300W
テレビ 150W~300W
洗濯機 300W~700W
炊飯器 300W~700W
ドライヤー 600W~1,200W
掃除機 800W~1,200W
電子レンジ 1,200W

上記が電化製品の消費電力です。
ちなみに、消費電力の高さについては、電気エネルギーの変換先が関係しています。

電気エネルギーを強い熱にするもの(ドライヤーや電子レンジなど)は、消費電力が高いことが特徴です。

一方で、電気エネルギーを熱以外の風、光に変えるもの(扇風機や照明など)は、消費電力が低くなります。

この考え方は、消費電力の大きさを考えるうえで1番簡単な目安となるため、覚えておきましょう。

電気代の計算方法

では、実際に電化製品の電気代を計算してみましょう。
電力会社では、電力量1kWhあたりの電気料金が決められています。

つまり、電気代は「電力量(kWh)×電気料金(円)=電気代(円)」の式で求められます。
使用時間がわかれば「電力(kW)×使用時間(h)=電力量(kWh)」で電力量も算出可能です。

1,000Wの電化製品を1時間使用した際の電気代を実際に計算してみましょう。

1kWhあたりの電気料金は契約している電力会社と合計で使用した電力量によって異なりますが、ここでは一般的な料金である「27円/kWh」を用いて計算します。

1,000Wの電化製品を1時間使用した際の電力量は「1,000W×1h=1,000Wh(1kWh)」です。 このときの電気代は、次のとおりです。

1kWh×27円=27円/kWh

つまり、1,000Wの電化製品を1時間使用すると電気代は27円かかります。
このように、電気代は消費電力と使用時間、電気料金から簡単に計算が可能です。

3.【豆知識】年間消費電力量と期間消費電力量って何?

家庭にある電化製品の中でも消費電力が大きく、使用期間や時間が長いものについては、「年間消費電力量」「期間消費電力量」といった記載が施されています。

夏や冬場のみに動作するエアコンのような電化製品は「期間消費電力量」、1年中使用する冷蔵庫のような電化製品には「年間消費電力量」の記載があります。

期間消費電力量は日本国内において夏と冬の地域で平均的な使用時間を算出しています。そのため、期間消費電力量が700kWhの場合、電気代は18,900円です。

また、冷蔵庫に年間消費電力量が250kWhなどと記載がされている場合、電気料金の27円を用いると年間6,750円、毎月約560円の電気代が必要であることがわかります。

このように、消費電力量が大きく使用時間が長い電化製品には具体的な電力量の記載が施されています。それぞれにあわせて柔軟に対応しましょう。

まとめ

今回の記事では、家庭の電気で登場するワットアワー(電力量)についてワットとの違いや電気代の算出方法、豆知識と一緒に解説しました。

消費電力のワットは、電化製品を見てみると当たり前のように記載していますが、その意味を正確に理解している人は多くいません。

家庭で消費する電気代を計算するうえでワットアワーの考え方は、非常に重要です。 ただし、計算方法さえ把握すれば簡単に電気代を計算できます。

この記事で紹介した内容を参考にして、「期間消費電力量」や「年間消費電力量」といったものにも柔軟に対応しつつ、電気代を計算してください。

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