都市ガス、プロパンガスは、その性質から、火災・爆発・一酸化中毒の恐れがあるエネルギー源です。経済産業省の毎年のプロパンガス事故報告では、多くの事故事例が公表されています。
では、ガスを使うことは、危険と隣り合わせで、本当に怖いことでしょうか?
結論から言えば、プロパンガスのことを理解すれば、ガスを使う上での危険はなく、安心できるエネルギー源です。
なぜ、そう言えるのでしょうか?それは、使い方を誤らず、きちんと定期的に点検・検査を行えば、危険はないからです。 さらに、万一、ガス漏れが起きても、現在のガス器具では、漏れがそれ以上広がらない対策を講じた器具が使われているからです。
このコラムでは、経済産業省のプロパンガス事故報告からその原因と対策をご紹介します。
プロパンガスの事故
(1)LPガスの2019年の事故件数とは?
日本全国で2019年に起きたプロパンガス事故について、図1で紹介します。
*本グラフのデータは、経済産業省の液化石油ガス事故件数の推移に基づきます。 (参照:www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/lpgas/lpjiko/index.html#A12)
図1から、LPガスの事故は、毎年、ほぼ200件近く起こっていることが分かります。 LPガス販売事業の一般家庭・業務の需要者数は、2013年段階で、約2,400万件ですので、年間約0.0008%の事故の発生率となります。
この数値が多いか少ないかは別として、事故が起きた本人にとっては、大変な出来事であるため、事故が起きないような対策を、常日頃取っておく必要があります。
(2)LPガスの2019年事故の内容とは?
2019年日本全国で起こったプロパンガスの事故のうち、集合住宅と戸建て住宅で起きた事故について、表1で、代表的なそのいくつかを紹介します。
このデータは、次の経済産業省の「2019年事故概要」に基づくものです。 (www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/lpgas/lpjiko/jikogaiyo_r01.pdf)
表1 プロパンガス事故2019年(住宅関連のみ抜粋)【漏えい】
現象 | 事故原因 | 分類 |
漏えい | 当該物件の外壁タイルが高圧ホースに落下したことによる | 物体落下 損傷 |
漏えい | 改装工事業者が排水工事の際に、埋設管の位置を確認しないまま作業を行い、削岩機で埋設配管を損傷した | 他工事損傷 |
漏えい | 消費者がコンロが使用できなかったことから、容器にガスが無いと思い込み、高圧ホースを取り外したことによる | 操作ミス |
漏えい | 作業に使用していたコンクリートカッターが埋設供給管に接触し、損傷させた | 施工ミス |
漏えい | 凍上による容器庫の傾きにより、自動調整器中間ガス栓下の供給管継手部に負担がかかり亀裂した | 積雪 |
漏えい | ガス栓の製造不良による | 製造不良 |
漏えい | 漏えい検査において、コンクリートに亀裂が生じている部分からの反応が大きいことから、地盤沈下により埋設供給管が損傷した | 自然災害 |
漏えい | 予備側容器と調整器に接続されていた高圧ホースが何らかの原因により脱落していた。予備側容器からの漏えいは無かった | 経年劣化 |
漏えい | 予備側容器と調整器に接続されていた高圧ホースが何らかの原因により脱落していた。予備側容器からの漏えいは無かった | 経年劣化 |
漏えい | 調整器に砂状の異物混入により、中圧部が閉塞不良となり、ダイヤフラムへ過剰な圧力が繰り返し加わることで劣化が促進し、弾性が低下した | ガス器具不良 |
漏えい | 直射日光により容器間に温度差が生じたため、温度の高い容器から温度の低い容器に液移動が発生した | 温度上昇 |
漏えい | 当該住宅が沿岸部であることから、塩害により容器底部が腐食した | 塩害腐食 |
漏えい | 当該貯蔵設備が20kg×2本×2系統となっており、容器同士が連結管で接続されていたこと、及び安全弁が作動した容器についてガスの重量が22.2kgであったことから、容器間の液移動により安全弁が作動した | 安全弁作動 |
表1 プロパンガス事故2019年(住宅関連のみ抜粋)【爆発】
現象 | 事故原因 | 分類 |
爆発 | 点火不良により器具内に未燃ガスが滞留し、その状態で再度点火操作を行ったため未燃ガスに点火火花が引火した | 操作ミス |
爆発 | 当該共同住宅の地下ピット内の供給管(ポリエチレン被覆鋼管)の継手部が腐食し、漏えいしたガスが当該住戸へ侵入したが、ガスの侵入経路及び着火源については不明。 | 経年劣化 |
表1 プロパンガス事故2019年(住宅関連のみ抜粋)【火災】
現象 | 事故原因 | 分類 |
火災 | 原因は、解体工事業者が作業中に埋設供給管の立ち上がり部分を誤って切断した。当該住宅は約10年前からオール電化住宅に変更したが、埋設供給管は残っていた。 | 他工事損傷 |
火災 | 未使用側のガス栓を誤って開栓したことにより漏えいしたガスにオーブン点火時の火花が引火した。なお、未使用ガス栓のガス栓カバーやガス栓キャップが装着されていなかった。 | 操作ミス |
火災 | 販売事業者が都市ガス用ガスコンロをLPガス用に改造した際に、Oリングを装着しなかった | 施工ミス |
火災 | 燃焼器用ホースが交換目安である7年を超えて使用されていたことから、経年による劣化によりガス栓側の継手部からガスが漏えいし、何らかの原因で引火した | 経年劣化 |
火災 | 2口ガス栓にファンヒーターのガス栓用プラグが正常に接続されていなかったことにより漏えいし、テーブルコンロ点火時のスパークに引火した | ガス器具 不良 |
(3)表1の分類とは
表1の右欄に示す分類とはどのようなことかを、次に説明します。
- ①物体落下損傷
二階や屋根から物が落ちてガス管などを損傷させて、ガス事故につながったケースです。 - ②他工事損傷
水道管工事などガス関連工事以外の工事施工で、ガス管損傷などで、ガス事故につながったケースです。 - ③操作ミス
消費者がガス器具の操作を間違えたことで、ガス事故となったケースです。 - ④施工ミス
ガス関連工事のガス管接続ゆるみの確認不足で、ガス事故となったケースです。 - ⑤積雪
屋根に積もった雪が落ちてガス機器に損傷を与え、ガス事故につながったケースです。 - ⑥製造不良
ガス機器・部品の製造不良によって生じたガス事故に関する分類です。 - ⑦自然災害
落雷のような自然災害が原因で起きたガス事故に係る分類です。 - ⑧経年劣化
ガス機器設置から長期間放置されたことで生じたガス事故の分類です。 - ⑨ガス器具不良
正常なガス機器が、設置後に何らかの原因で異常を起こし、ガス事故につながったケースです。 - ⑩温度上昇
直射日光が当たってボンベ容器の温度と圧力が上昇し、ガス事故になったケースです。 - ⑪塩害腐食
海岸近くの住宅で、塩害によりガス管などが腐食を起こし、ガス漏れを起こす場合です。 - ⑫安全弁作動
ガスボンベ近くの安全弁が何らかの原因で誤動作し、ガスが漏えいする場合です。
表1は、漏えい、火災、爆発の現象に対する事故原因に絞って紹介しています。それぞれの項目を、物体落下損傷、他工事損傷のように、12の分類に分けています。
なお、コラムの最後に、(参考)として「表1の完全版」を載せています。どのような状況で事故が起きたが分かることでしょう。
分類は、事故の形態によって、所属するものとしないものがあります。 2019年の宅地でのガス事故では、事故ごとに次のように分類されます。
- ガス漏れ事故は、①から⑫までの分類12項目です。
- 火災事故は、②~④、⑧、⑨の5項目です。
- 爆発事故では、③と⑧の2項目です。/li>
(4)事故の内訳
ガス漏れ、火災、爆発の分類ごとの内訳について、それぞれグラフでご紹介しましょう。
① ガス漏えい事故
図では、2019年に宅地関係で起きた、プロパンガス漏えい事故90件の内訳を紹介します。 ガス漏えい事故の原因は、他工事損傷と施工ミスが50%を占めています。② ガス火災事故
図では、2019年に宅地関係で起きたプロパンガス火災事故9件の内訳を紹介します。 火災事故のうち、消費者の操作ミスが、3分の1を占めていることが分かります。③ ガス爆発事故
図では、2019年に宅地関係で起きたプロパンガス爆発事故12件の内訳を紹介します。 爆発事故の原因のほとんどは、操作ミスと言って良いでしょう。2.プロパンガス事故を防ぐための対策
プロパンガスの危険について、その仕組みを理解して対策を取っていれば、危険はありません。
この章では、プロパンガスの危険性についてご紹介します。
(1)一酸化中毒
前章では、プロパンガスの事故の原因と、どれだけの割合がその原因か、についてご紹介しました。
ガス事故を防ぐためには、事故の原因を分析し、それを起こさないために、対策することでしょう。
事故の原因を、分類から大きく2つに分けると、
- ① 消費者が普段から、ガスの取り扱いについて気を付けること
- ② 販売事業者や工事関係者が、ガスの取り扱いに気を付けること
事故の原因を調べることで、プロパンガス消費者が、事故を起こさないために、どのように対策すればよいかを見てみましょう。
(1)漏えい事故対策
① 物体落下損傷への対応
原因は、次のようなものです。- a. 当該物件の外壁タイルが高圧ホースに落下したこと。
- b. 消費者が2階から網戸を落下させ、落下の衝撃により高圧ホース継手部が損傷した。
- c. ウッドデッキ付近で飼っていた消費者の犬が付近の壁に固定されていた配管用フレキ管を噛み、損傷させた。
- 以上から、ガス管やガス器具の付近の高所から物が落ちないように、近辺に損傷させるものがあれば取り除くなど対応すれば、事故は防げます。
② 他工事損傷への対応
原因は、代表的な次の3件です。- a. 改装工事業者が排水工事の際に、埋設管の位置を確認しないまま作業を行い、削岩機で埋設配管を損傷した。
- b. 建築工事業者が基礎工事中の際に、埋設管の位置を確認しないまま作業を行い、掘削機により埋設供給管を損傷した。
- c. 仮設水道工事を行っていた水道工事業者が、掘削作業中に水道管に近接していた埋設供給管(ポリエチレン管)を工具(スコップ)で損傷した。
- 消費者側では工事業者に対し、注意を喚起するしか方法はありませんが、注意喚起によって工事業者の注意力が増すことも確かです。
- また、工事業者に対し、掘削するような工事では、ガス事業者に、埋設ガス配管のルートを問い合わせたかなど確認することで、注意喚起となります。
- さらには、宅地内で行われる工事の内容を、ガス販売事業者に伝えることで、販売事業者と工事業者間での連絡が取れ、事前に対応ができます。
③ 操作ミスへの対応
原因は、次の2件です。- a. 消費者側で、コンロが使用できなかったことから、容器にガスが無いと思い込み、高圧ホースを取り外したことによる。
- b. 当該建物に入居する消費者に引っ越し作業の依頼を受けた運送事業者が水道栓と間違えて中間ガス栓を開栓しようとしたが開かなかったことから、中間ガス栓を分解したことで、Oリングなどが脱落し、中間ガス栓が損傷した。
- 以上から、操作ミスというより、思い込みによる「うっかり」が要因です。
- ガス機器がうまく動作しないときは、ガス販売事業者に問い合わせるか、点検依頼すべきです。
④ 施工ミスへの対応
原因は、代表的な次の3件です。- a. 作業に使用していたコンクリートカッターが埋設供給管に接触し、損傷させた。
- b. 前日のガスメーターの交換作業中、ユニオンの締めが緩かったこと及び作業後の漏えい確認の不足によるもの。
- c. 予備側集合管フランジ接続部の4本あるボルトナットの内、1本の締め込み不足によりフランジ接合部に隙間が発生し漏えいした。
- 以上から、施工ミスの要因は、工事現場や工事終了後の確認不足です。
- ガス工事業者は専門家ですが、注意喚起も一定の効果が期待できます。
- ガス販売事業者に対し、工事業者の教育と技術レベルを確認することが必要です。
⑤ 大雪・積雪への対応
原因は、代表的な次の3件です。- a. 凍上による容器庫の傾きにより、自動調整器中間ガス栓下の供給管継手部に負担がかかり亀裂した。
- b. 屋根からの落氷により、配管を損傷させた。ガスメーターは合計・増加流量オーバー遮断(C)が表示されていた。
- c. 積雪の重みにより消費者側の配管が引っ張られ、エルボ部分が損傷した。
- 屋根からの積雪落下により、ガス機器に当たる場所には、ガス機器は置かないことが重要です。
- 場所がなく屋根の下にならざる負えないときは、ガス機器を小屋のように囲う方法もあります。
- また、大雪の後で、給湯器の煙突が雪でふさがっていないかなどの点検も必要です。
⑥ 製造不良への対応
原因は、次のような不良です。- a. ガス栓の製造不良による。
- 消費者側では、ガス機器や部品の製造不良を見分ける方法は、ありません。
- しかし、製造不良があったときは、ガス設備の設置後の検査で、ほとんど悪いところが出てきますので、本ケースのように製造品不良のままで、ガスを使うことはありません。
- ただし、万一のことがありますが、ガス漏れがあったときは、次の方法で防げます。
- ガス設備の設置後は、特にガス臭くないか注意する。
- ガス漏れがあれば、マイコンメーターが検知してガスを遮断する。
⑦ 台風や地震などの震災、自然災害への対応
原因は、代表的な次の3件です。- a. 漏えい検査において、コンクリートに亀裂が生じている部分からの反応が大きいことから、地盤沈下により埋設供給管が損傷した。
- b. 落雪により横引きの配管へ負荷がかかり、消費側配管が損傷した。
- c. 屋根からの落雪により、ガスメーターが直撃を受け、ガスメーター継手部が損傷した。
- ガスボンベなどの機器を鎖掛け、ベルト掛けして転倒防止を強化します。
- ガス調整器などのガス機器の固定を強化します。
- 風による落下物からの保護板をガス機器周りに設置します。
- マイコンメーターによってガス漏れが起きても、自動でガスが遮断されます。
- 地震が起きたときは、マイコンメーターが地震を感知し、ガスの供給を遮断します。
⑧ 経年劣化への対応
原因は、代表的な次の3件です。- a. 給湯器と末端ガス栓を接続する金属フレキシブルホース(ねじ接続)が何らかの原因により緩み、漏えいした。
- b. 予備側容器と調整器に接続されていた高圧ホースが何らかの原因により脱落していた。予備側容器からの漏えいは無かった。
- c. 当該供給管継手部が腐食・劣化したことによる。
- ガス機器、器具の種類にもよりますが、ある期間使い続けると、必ず劣化します。
- 劣化が始まった段階で、取り換えることが重要です。
- 劣化の診断は、定期的にガス事業者によって、保安検査が行われるため、発見することができます。
- 特に埋設したガス配管は、腐食などによる劣化が激しいため、点検頻度をガス事業者と相談して、適切な検査周期を決めるべきです。
- 埋設管が劣化して取替が必要なときは、できるだけ地上に出すように変更した方が良いでしょう。
⑨ ガス器具不良への対応
原因は、代表的な次の3件です。- a. 調整器に砂状の異物混入により、中圧部が閉塞不良となり、ダイヤフラムへ過剰な圧力が繰り返し加わることで劣化が促進し、弾性が低下した。
- b. 調整器の安全弁シール部に異物が噛み込んだことによる
- c. 調整器に凍結の痕があることから、氷結物が安全弁に干渉したことによる
- ガス器具不良の8割は、調整器の故障です。
- 調整器はボンベの圧力を下げて供給するための器具ですが、異物を噛みこむと作動が不良となり、ガス漏れの原因となります。
- ガス器具不良を発見することはできませんが、不良が起きてガス漏れが発生しても、マイコンメーターが漏れを検知し、ガスの供給を停止します。
⑩ 温度上昇への対応
原因は、次のような容器間の温度差です。- a. 直射日光により容器間に温度差が生じたため、温度の高い容器から温度の低い容器に液移動が発生した。
- ボンベに直射日光が当たり、40℃を超えるとボンベの圧力限界に近づき、ガス漏れが起こります。
- ボンベを日陰に設置する、日中は散水によってボンベを冷やすなどの対策が有効です。
⑪ 塩害腐食への対応
原因は、沿岸部という住宅の立地条件によるものです。- a. 当該住宅が沿岸部であることから、塩害により容器底部が腐食した。
- 沿岸部では塩害によって腐食が起きやすいため、ガス事業者による定期点検では、容器の底のような見えにくい所を重点的に点検依頼した方が良いでしょう。
⑫ 安全弁作動への対応
原因は、代表的な次の3件です。- a. 当該貯蔵設備が20kg×2本×2系統となっており、容器同士が連結管で接続されていたこと、及び安全弁が作動した容器についてガスの重量が22.2kgであったことから、容器間の液移動により安全弁が作動した。
- 安全弁は容器の圧力が上がったとき、容器を破損させないために、容器内のガスを外に逃がすためのガス器具です。
- 複数の容器を集合する時は、集合装置を用いた方式で固定します。
- 連結用高圧ホースなどで連結すると、ガスの再液化や液移動で安全弁からガスが出る可能性があります。
(2)火災事故対策
① 他工事損傷への対応
他工事損傷についての原因は、(1)-②と同じです。- a. 原因は、解体工事業者が作業中に埋設供給管の立ち上がり部分を誤って切断した。漏えいしたガスに工具の火花が引火した。当該住宅は約10年前からオール電化住宅に変更したが、埋設供給管は残っていた。
- 消費者側では工事業者に対し、注意を喚起します。
- 工事業者に対し、掘削するような工事では、ガス事業者に、埋設ガス配管のルートを問い合わせたかなど確認し、注意喚起します。
- 宅地内で行われる工事の内容を、ガス販売事業者に伝え、販売事業者と工事業者間での連絡を取ってもらいます。
② 操作ミスへの対応
原因は、次の3件です。- a. 未使用側のガス栓を誤って開栓したことにより漏えいしたガスにオーブン点火時の火花が引火した。なお、未使用ガス栓のガス栓カバーやガス栓キャップが装着されていなかった。
- b. 消費者が清掃のためコンロを移動させ、元の位置に戻した際に迅速継手の差し込みがずれ、その後、コンロを使用中に継手部から漏えいしたガスに何らかの原因で着火した。
- c. 消費者によるガス栓の誤開放により、2口ガス栓の未使用側から漏えいしたガスが、燃焼器により着火した。
- 火災になる操作ミスのほとんどが、ガス栓を誤って開放したこと、ガス器具を移動した際にガス接続がずれたことが、原因です。
- ガス栓の誤操作当初はガス漏れが起こりますが、近くに何らかの着火源があることで、火災に至ります。
- ガス器具の側から、着火源を遠ざけることで、火災に至ることはありません。
- ガスが漏れたときは、臭いで分かります。
- ガス漏えい検知器を設置していれば、ガス漏れに気付く可能性が大です。
③ 経年劣化への対応
原因は、次の2件です。- a. 燃焼器用ホースが交換目安である7年を超えて使用されていたことから、経年による劣化によりガス栓側の継手部からガスが漏えいし、何らかの原因で引火した。
- b. 風呂釜(CF式)付近の配管が腐食したことによりガスが漏えいし、風呂釜の燃焼炎に引火した。
- 経年劣化への対策は、(1)-⑧の対応と同じです。
④ ガス器具不良への対応
原因は、次の2件です。- a. 2口ガス栓にファンヒーターのガス栓用プラグが正常に接続されていなかったことにより漏えいし、テーブルコンロ点火時のスパークに引火した。
- b. 燃焼機器の不具合により気密不良が発生し、漏えいしたガスが燃焼機器底部に滞留し、グリル点火の炎に引火した。
- 火災に至るガス器具不良の原因は、(1)のそれとは違い、室内のガス器具の不良です。
- メーカーやガス販売事業者に対策を立ててもらうしか根本対策はありませんが、ガス漏れを臭いで気付く、ガス漏えい検知器によるガス漏れ検知などが有効です。
⑤ 施工ミスへの対応
原因は、次の2件です。- a. 販売事業者が都市ガス用ガスコンロをLPガス用に改造した際に、Oリングを装着しなかった。
- ガスコンロの改造は、コンロのメーカーのサービス技術者が行うことで、部品誤りなどの基本的なミスは防げます。
(3)爆発事故対策
① 操作ミスへの対応
原因は、次の3件です。- a. 点火不良により器具内に未燃ガスが滞留し、その状態で再度点火操作を行ったため未燃ガスに点火火花が引火した。
- b. 消費者による器具栓の誤開放によるもの。
- c. 立ち消え安全装置のないガスストーブの点火時に、バーナー全体に着火する前に器具栓を半開にしたため点火せず、漏えいしたガスが滞留し、再度点火した際に滞留したガスに着火し爆発した。
- 爆発に至る操作ミスの大半が、ガス器具の点火ができず数度試みたところ、爆発に至ったというものです。
- ガスが点火しないと少しのガスが器具内に滞留し、それが数度に渡ると多量のガスが溜まり、滞留したガスに着火することで、爆発に至ります。
- ガスが点火しない場合、器具が不良となっているため、販売事業者に連絡し、補修を依頼することが重要です。
- 立ち消え安全装置や、未燃防止安全装置は、ガス器具の安全を保障する重要な仕組みです。安全装置のないガス器具は使用しない、または、買い替えることが必要です。
② 経年劣化への対応
原因は、次の2件です。- a. 当該共同住宅の地下ピット内の供給管(ポリエチレン被覆鋼管)の継手部が腐食し、漏えいしたガスが当該住戸へ侵入したが、ガスの侵入経路及び着火源については不明。
- b. 瞬間湯沸器の経年劣化により機器内部でガスが漏えいし、滞留したガスに引火し爆発した。
- 経年劣化の対策は、(1)-⑧と同様です。
(4)プロパンガス事故のまとめ
①事故の件数
ガス事故の原因と対策について、紹介してきました。 紹介した数から、ガス事故は大変多いもの、と印象付けられるかもしれません。 しかし、原因が多いというだけで、事故そのものは低い件数です。 ガスの住宅地関連の事故は、114件で、そのうち、火災と爆発に至る重大な事故件数は、22件です。割合では、約20%です。 はじめに述べたようにLPガス需要者数は、2400万件で、そのうち住宅地関連の需要者数を3分の2とすると、 事故件数の割合:0.0007% ガス漏れ事故の割合:0.0006% 火災・爆発事故の割合:0.0001% です。 事故の対策を紹介してきましたが、これらの対策をしっかり取ることで、事故件数は1割以下にすることも可能です。②保安検査による事故防止
(1)から(3)では、事故対策を紹介していますが、これらの多くは、販売事業者が行う、定期に行う保安検査の項目に入っています。 販売事業者の責務範囲の不具合は、取替など、業者側で自主的に対応します。 消費者の責務範囲の不具合は、販売業者の点検結果、経年劣化など取替などの対応した方が良いと判断したものは、消費者に通知します。 消費者サイドは、通知にしたがって対応すれば、事故を防ぐことが可能です。3.参考
表1で、2019年に起きたプロパンガス事故のうち、住宅関連のみを抜粋したものを紹介しましたが、住宅関連のみ全件数を紹介する「表1 完全版 プロパンガス事故2019年(住宅関連のみ抜粋)」を紹介します。 どのような状況でガス事故が起きているかの参考となり、ご自身のプロパンガス対策が取れることでしょう。
表1 完全版 プロパンガス事故2019年(住宅関連のみ抜粋)
現象 | 事故原因 |
漏えい | 給湯器と末端ガス栓を接続する金属フレキシブルホース(ねじ接続)が何らかの原因により緩み、漏えいした |
漏えい | 改装工事業者が排水工事の際に、埋設管の位置を確認しないまま作業を行い、削岩機で埋設配管を損傷した |
漏えい | 建築工事業者が基礎工事中の際に、埋設管の位置を確認しないまま作業を行い、掘削機により埋設供給管を損傷した |
漏えい | 漏えい検査において、コンクリートに亀裂が生じている部分からの反応が大きいことから、地盤沈下により埋設供給管が損傷した |
漏えい | 仮設水道工事を行っていた水道工事業者が、掘削作業中に水道管に近接していた埋設供給管(ポリエチレン管)を工具(スコップ)で損傷した |
漏えい | 予備側容器と調整器に接続されていた高圧ホースが何らかの原因により脱落していた。予備側容器からの漏えいは無かった |
漏えい | 当該供給管継手部が腐食・劣化したことによる |
漏えい | 凍上による容器庫の傾きにより、自動調整器中間ガス栓下の供給管継手部に負担がかかり亀裂した |
漏えい | 屋根からの落氷により、配管を損傷させた。ガスメーターは合計・増加流量オーバー遮断(C)が表示されていた。 |
漏えい | 埋設供給管(白管)の経年劣化によるもの。 なお、当該供給管は1985年に敷設されたとのこと。また、2007年に販売事業者が変更されている。 |
漏えい | 掘削作業中、重機により埋設された供給管に接触し損傷させた |
漏えい | 下水道配管工事中、重機が埋設供給管に接触し、損傷させた |
漏えい | 改装工事業者が作業中に誤って床下配管を切断した |
漏えい | 水道工事業者が配管の確認をせずに切断し損傷させた |
漏えい | 落雪により横引きの配管へ負荷がかかり、消費側配管が損傷した |
漏えい | 屋根からの落雪により、ガスメーターが直撃を受け、ガスメーター継手部が損傷した |
漏えい | 当該設備の集合装置を2019年2月4日に交換し、作業後漏えい検査を行ったものの、何らかの原因で接続部の一部より徐々に漏えいした |
漏えい | 積雪の重みにより消費側の配管が引っ張られ、エルボ部分が損傷した |
漏えい | 屋根の雪庇が落下し、ガス配管とメーターを直撃したことにより、ガスメーター継手部が損傷した |
漏えい | 積雪の重みにより消費側の横引き配管が引っ張られ、接続部分が損傷した |
漏えい | バルク貯槽交換後のガス取出し弁の開閉ミスにより子調整器内のダイヤフラムがバルク貯槽内の負圧によりずれ、漏えいした |
漏えい | 工事業者が掘削工事中に埋設配管を誤って損傷させた |
漏えい | 当該物件は臨海部地域にあるため、塩害及び経年による腐食・劣化による |
漏えい | 下水道工事業者が道路の掘削作業中に誤って埋設供給管を損傷させた |
火災 | 未使用側のガス栓を誤って開栓したことにより漏えいしたガスにオーブン点火時の火花が引火した。なお、未使用ガス栓のガス栓カバーやガス栓キャップが装着されていなかった。 |
漏えい | 経年による供給管の腐食・劣化による |
漏えい | 調整器に砂状の異物混入により、中圧部が閉塞不良となり、ダイヤフラムへ過剰な圧力が繰り返し加わることで劣化が促進し、弾性が低下した |
火災 | 2口ガス栓にファンヒーターのガス栓用プラグが正常に接続されていなかったことにより漏えいし、テーブルコンロ点火時のスパークに引火した |
漏えい | 横引き供給管の上部に設置されていたアルミ製の梯子が積雪により落下し供給管と接触したことによる損傷、また、落下した時点では破損しなかったものの梯子の重みに加え、雪の加重により損傷した |
漏えい | 作業に使用していたコンクリートカッターが埋設供給管に接触し、損傷させた |
火災 | 燃焼器用ホースが交換目安である7年を超えて使用されていたことから、経年による劣化によりガス栓側の継手部からガスが漏えいし、何らかの原因で引火した |
漏えい | 作業に使用していたコンクリートカッターが埋設供給管に接触し、損傷させた |
漏えい | 解体工事中、重機により埋設供給管を損傷させた |
漏えい | 作業に使用していたコンクリートカッターが埋設供給管に接触し、損傷させた |
漏えい | 直射日光により容器間に温度差が生じたため、温度の高い容器から温度の低い容器に液移動が発生した |
漏えい | 屋外給湯器の電磁弁と内部配管との接続部のOリングの劣化によるもの。 |
爆発 | 点火不良により器具内に未燃ガスが滞留し、その状態で再度点火操作を行ったため未燃ガスに点火火花が引火した |
漏えい | 当該物件の外壁タイルが高圧ホースに落下したことによる |
漏えい | 原因は、前日のガスメーターの交換作業中、ユニオンの締めが緩かったこと及び作業後の漏えい確認の不足によるもの。 |
爆発 | 消費者による器具栓の誤開放によるもの。 |
漏えい | 解体工事業者が作業中に供給管を損傷したことによる |
爆発・火災 | 消費者が鋳物コンロを点火する際、単段式調整器に接続されている2口ボールバルブの内、燃焼器と接続されていない側のバルブを開放したまま鋳物コンロとの接続側のバルブを開き点火したことにより、引火し爆発した |
漏えい | 異物付着等による検圧プラグの接続不良と推定される。なお、キャップが正常に装着されていれば漏えいしない状態であったが、キャップも緩く装着されていた。 |
漏えい | 予備側集合管フランジ接続部の4本あるボルトナットの内1本の締め込み不足によりフランジ接合部に隙間が発生し漏えいした |
漏えい | 当該貯蔵設備が20kg×2本×2系統となっており、容器同士が連結管で接続されていたこと、及び安全弁が作動した容器についてガスの重量が22.2kgであったことから、容器間の液移動により安全弁が作動した |
漏えい | 水道工事業者が隣接する新築一般住宅の水道管敷設工事に伴う掘削作業中に共同住宅の埋設供給管を損傷した |
爆発 | 風呂釜が経年劣化により点火しづらい状態であったため、繰り返し点火操作を行ったことで機器内部に未燃ガスが滞留した。その状態で再度点火操作を行い、点火火花が滞留していたガスに引火した |
漏えい | 消費者が2階から網戸を落下させてしまい、落下の衝撃により高圧ホース継手部が損傷した |
漏えい | 外構工事業者が掘削作業中に重機を埋設供給管に接触させ、継手部が損傷した |
漏えい | 水道工事業者が掘削作業中に埋設供給管(ポリエチレン管)を損傷し、ガスが漏えいした |
漏えい | 設備工事業者が壁の切断作業の際に、壁内の隠ぺい供給管に気が付かず、管を損傷した |
漏えい | 水道工事業者が掘削作業の際、カッターで埋設供給管を損傷した |
漏えい | 消費者がコンロが使用できなかったことから、容器にガスが無いと思い込み、高圧ホースを取り外したことによる |
漏えい | 何らかの原因により調整器のユニオンが緩んだ |
漏えい | 原因は、容器検査時の作業ミスによる異物噛み込み等と推定される。 |
爆発火災 | 消費者はガスコンロの取り換え工事中に、工事が完了したと思い込み、ガス栓をコンロと未接続のガス栓を誤開放した |
漏えい | 風呂釜用配管の腐食による |
火災 | 原因は、解体工事業者が作業中に埋設供給管の立ち上がり部分を誤って切断した。当該住宅は約10年前からオール電化住宅に変更したが、埋設供給管は残っていた。 |
漏えい | ウッドデッキ付近で飼っていた消費者の犬が付近の壁に固定されていた配管用フレキ管を噛み、損傷させた |
漏えい | 販売事業者が当該調整器を交換する際に、調整器とユニオンの間のパッキンを挿入せず、作業後の漏えい試験を行わなかったことによる |
爆発・火災 | 当該共同住宅の地下ピット内の供給管(ポリエチレン被覆鋼管)の継手部が腐食し、漏えいしたガスが当該住戸へ侵入したが、ガスの侵入経路及び着火源については不明。 |
漏えい | 改装工事業者がマンホール移設のため、当該住宅のコンクリートを掘削した際、誤って埋設供給管に穴を開けてしまった |
火災 | 風呂釜(CF式)付近の配管が腐食したことによりガスが漏えいし、風呂釜の燃焼炎に引火した |
漏えい | 水道工事業者が配管(白管)を水道管と勘違いし、電動工具で切断し損傷させた |
漏えい | 当該住宅が沿岸部であることから、塩害により容器底部が腐食した |
漏えい | 販売事業者による低圧ホース交換時の接続不良による |
漏えい | 排水管工事業者が排水管の入れ替え工事におけるコンクリート切断作業時に、カッターを埋設配管継手部に接触させた |
漏えい | 当該建物に入居する消費者に引っ越し作業の依頼を受けた運送事業者が水道栓と間違えて中間ガス栓を開栓しようとしたが開かなかったことから、中間ガス栓を分解したことで、Oリングなどが脱落し、中間ガス栓が損傷したことによる |
漏えい | 調整器の安全弁シール部に異物が噛み込んだことによる |
漏えい | 改修工事業者が駐車場整備のため重機で花壇を掘削した際、引き込みバルブに引っかかり埋設供給管接続部を損傷させた |
漏えい | 容器が長期間交換されることなく設置され、容器底部が腐食し漏えいした |
漏えい | 調整器に凍結の痕があることから、氷結物が安全弁に干渉したことによる |
漏えい | 共同住宅において、町職員が敷地内の草刈作業を行っていたところ、誤って草刈機を配管に接触させ漏えいが発生したが、ガスメーターによりガスは遮断された |
漏えい | メーターユニオンのパッキンに亀裂が入っていた |
漏えい | 建設業者が誤って垂木のない部分に釘を打ち、釘が軒下の配管用フレキ管を貫通した |
漏えい | 設備工事業者によるメーター交換時にメーターユニオンの締め付けが足りなかった |
漏えい | 他工事業者が壁内を確認せず壁にカッターを適用し、内部の配管を損傷したことによる |
漏えい | 8月29日に販売事業者がガスメーターを交換した際にメーターユニオンを十分に締め付けず、また、確認が不十分だった |
漏えい | 水道工事業者である消費者が水道管修理のため、敷地内のコンクリートを掘削した際、誤って埋設配管を損傷させた |
漏えい | 金属フレキシブルホースにねじれが生じており、ガス栓との接合部が損傷していたことから接続の工事が不適切であった |
漏えい | 一般住宅の空き家の解体工事作業中に、外壁に設置されていたエアコンの室外機が作業の振動により配管上に落下し、ガスメーター立ち上がり部の配管継手を損傷させ、漏えいが発生した。 |
漏えい | 当該調整器が製造から約20年経過していることから、経年による調整器内部のパッキンの劣化による |
漏えい | 前日行われたメーター交換時のユニオンの締め付けが足りなかった |
漏えい | 消費者が炊飯器の点火作業を繰り返し行ったことにより、器具内に未燃ガスが滞留し、未燃ガスに炊飯器の点火火花が引火した |
漏えい | 現場解体業者がLPガス配管を認識していなかったため、油圧ショベルにより誤って埋設配管を損傷させた |
爆発 | 繰り返し点火作業を行ったことにより、風呂釜内部に未燃ガスが滞留し、未燃ガスに点火火花が引火した |
漏えい | 振動によりねじ部にゆるみが生じたことによる |
漏えい | 解体業者の注意不足による |
漏えい | ガス栓の製造不良による |
漏えい | 水道工事業者が当該埋設配管真上に標識シートが無かったため当該部分の掘削工事を行い配管を損傷させた |
漏えい 爆発 |
消費者が点火操作を繰り返したことにより、器具内部に未燃ガスが滞留し、さらに点火操作を行った際に引火し爆発した |
漏えい | 配管埋設部の経年劣化によるものと推定される |
漏えい | 水道工事業者が水道配水管の入れ替えを行う際に、表層のコンクリートを切断中に誤って埋設配管を損傷させた |
漏えい | 防草シート施工業者が配管埋設部に固定用杭を打ち込んだことによる |
漏えい | 燃焼機器の不具合により気密不良が発生し、漏えいしたガスが燃焼機器底部に滞留し、グリル点火の炎に引火した |
漏えい | 供給管継手部の経年劣化による |
漏えい | 下水道工事業者が土砂流入を防ぐ遮蔽板を打ち込んだ際に、深く入り過ぎたため埋設配管を損傷した |
火災 | 販売事業者が都市ガス用ガスコンロをLPガス用に改造した際に、Oリングを装着しなかった |
漏えい | 調整器の不具合による |
漏えい | 容器交換時等の際に、供給設備に接触し、当該ユニオンが緩んだ可能性がある |
爆発 | 立ち消え安全装置のないガスストーブの点火時に、バーナー全体に着火する前に器具栓を半開にしたため点火せず、漏えいしたガスが滞留し、再度点火した際に滞留したガスに着火し爆発した |
火災 | 消費者が清掃のためコンロを移動させ、元の位置に戻した際に迅速継手の差し込みがずれ、その後、コンロを使用中に継手部から漏えいしたガスに何らかの原因で着火した |
漏えい | 調整器内部の安全弁シール部への異物混入により漏えいした |
漏えい | 高圧ホースの締め付け不足による接続不良 |
漏えい | 販売事業者に配管ルートを確認することなく試削を行ったことにより埋設配管を損傷させた |
漏えい | 設置後43年経過していることから経年劣化による隠ぺい部配管の腐食・劣化 |
漏えい | 調整器に砂状の異物混入により、中圧部が閉塞不良となり、ダイヤフラムへ過剰な圧力が繰り返し加わることで劣化が促進し、弾性が低下した |
漏えい | 解体業者が植栽の撤去作業中に埋設配管ねじ部を損傷した |
爆発 | 消費者が繰り返し点火操作を行った際に、未燃焼ガスが燃焼器内部に滞留し、点火操作時に引火し爆発した |
漏えい | ガス栓の製造不良による |
爆発 | 瞬間湯沸器の経年劣化により機器内部でガスが漏えいし、滞留したガスに引火し爆発した |
漏えい | リフォーム業者が外壁を解体している際に隠ぺい部の配管用フレキ管に気づかず損傷させた |
爆発 | 消費者が繰り返し点火操作を行った際に、未燃焼ガスが燃焼器内部に滞留し、点火操作時に引火し爆発した |
漏えい | 消費者によるガス栓の誤開放により、2口ガス栓の未使用側から漏えいしたガスが、燃焼器により着火した |
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