高圧ガス(第一種・第二種)販売主任者【試験・講習】

高圧ガス販売主任者資格

高圧ガス販売主任者資格は、高圧ガスの販売事業主より販売事業所ごとに選任を受けている者である。経済産業省令で指定する23品目いずれかの高圧ガスを販売する場合、高圧ガス保安法に基づく高圧ガス製造保安責任者免状(一部の区分に限る)または高圧ガス販売主任者免状を受け、かつ6か月以上の製造保安または販売の実務に従事した者の中から選ばなければならないとされています。

高圧ガス(第一種・第二種)販売主任者 試験

甲種化学・機械、乙種化学・機械の免状所有者は、販売主任者選任時の資格要件を満たしています。また、丙種化学(液石)の免状所有者は、LPガスの販売のみ可能です。

受験資格

  • 制限なし
  • 科目免除あり
ある種類の高圧ガス製造保安責任者試験に合格している方は、試験科目の一部が免除されます。
▼高圧ガス保安協会 科目免除制度
https://www.khk.or.jp/qualification/national_qualification/examination/examination_exemption.html

資格取得で出来る内容

第一種販売主任者
※LPガス以外の一般則で指定されている種類の高圧ガスを販売する場合
※一般則第72条第1項より
(アセチレン、アルシン、アンモニア、塩素、クロルメチル、五フッ化ヒ素、五フッ化リン、酸素、三フッ化窒素、三フッ化ホウ素、三フッ化リン、シアン化水素、ジシラン、四フッ化硫黄、四フッ化ケイ素、ジボラン、水素、セレン化水素、ホスフィン、メタン、モノゲルマン、モノシラン)

第二種販売主任者
LPガスを販売する場合

合格基準

60パーセント程度

試験内容

  • 第一種販売
法令:60分
  1. 高圧ガス保安法令に係る法令
保安管理技術:90分
  1. 高圧ガス(液化石油ガスを除く。)の販売に必要な通常の保安管理の技術
  • 第ニ種販売
法令:60分
  1. 高圧ガス保安法及び液化石油ガス法に係る法令
保安管理技術:90分
  1. 液化石油ガスの販売に必要な通常の保安管理の技術
  • 共通※筆記のみ
高圧ガス販売主任者講習を受講し、検定に合格した者は「保安管理技術」が免除され「法令」のみの受験となります

試験料金

第一種販売
  • 書面申請:7,900円
  • 電子申請:7,400円
第二種販売
  • 書面申請:6,200円
  • 電子申請:5,700円

試験日程・場所など

  • 筆記試験:令和3年11月14日
▼高圧ガス保安協会 試験会場地図
https://www.khk.or.jp/qualification/qualification_application/examination_map.html

試験の申込

書面申請の受付期間

  • 筆記試験:令和3年8月23日(月)午前10時 から
  • 実技試験:令和3年9月 6日(月)当日消印有効(持参の場合は午後5時 まで)

【電子申請の受付期間】

  • 筆記試験:令和3年8月23日(月)午前10時 から
  • 実技試験:令和3年9月 8日(水)午後5時 まで
▼高圧ガス保安協会 国家試験のお申込み
https://www.khk.or.jp/qualification/qualification_application/

出題例(第二種)

問1。次の①~③のLPガス用ガスメーターの記述で、正しいものに○、誤っているものは×としなさい。
  1. マイコンメーターの電池電圧低下遮断機能は、マイコンメーターの電源として用いている電池の電圧が規定値以下に低下した場合に警告表示し、40日経過後にガスを使用していないとき、ガスを遮断する機能である。
  2. マイコンメーターE は、マイコンメーターSなどの膜式ガスメーターにある計量室などが不要のため、膜式ガスメーターに比べて小型軽量化が図られている。
  3. マイコンメーターには感震器作動遮断機能があるので、マイコンメーター周辺の配管を配管固定金具で固定してはならない。
1、○  2、○  3、× 80cm以内に配管固定金具で配管を固定し、地震時に正常に作動させる。
問2。次の①~③のLPガスの性質の記述で、正しいものに○、誤っているものは×としなさい。
  1. 常温で大気圧下においては、プロパン6.5vol%、空気93.5 vol%の混合ガスは、爆発範囲内にある。
  2. プロパンの分子式は、C3H8で表され、パラフィン系炭化水素(アルカン)である。
  3. 標準大気圧下において、プロパンの沸点はおよそ-0.5℃、ブタンの沸点はおよそ-42℃である。
1、○  2、○  3、× 沸点は、プロパンは-42℃、ブタンは-0.5℃である。
問3。次の①~③の記述のうち、一般家庭で使用する50 kg LPガス容器の附属品およびバルク貯槽の附属機器について正しいものはどれか。
  1. LP ガス容器の容器バルブの充てん口のねじは、左ねじである。
  2. LPガス容器の容器バルブを閉止する際には、バルブの気密を確実に保つため、専用の工具を用いて締め付けなければならない。
  3. バルク貯槽の液面計には、バルク貯槽内のLPガスの量を表示するとともに、貯槽内の圧力が許容圧力以上になった場合、外部にLP ガスを放出して許容圧力以下に戻す機能もある。
1、○  2、×専用工具は不要  3、× 液面計は表示のみ。過充てん防止装置などの液面計と連動で動作する装置を付ければ、3のことが可能。
問4。次の①~③の記述で、正しいものに○、誤っているものは×としなさい。
  1. LPガス圧力には、絶対圧力とゲージ圧力の表し方があり、絶対圧力=ゲージ圧力+大気圧である。
  2. 絶対温度300 Kは、セルシウス温度に換算するとおよそ27 ℃になる。
  3. 一定質量の理想気体の体積は、絶対圧力に比例し、絶対温度に反比例する。
1、○  2、○  3、× 圧力×体積÷温度=一定の関係から。
問5。次の①~③のLPガスの性質の記述で、正しいものに○、誤っているものは×としなさい。
  1. 標準状態において、プロパンとブタンの単位体積当たりの発熱量は、ともにおよそ99 MJ/m3 である。
  2. 標準状態において、ガス状のプロパンの密度は、およそ1.96 kg/m3である。
  3. 標準状態において、プロパン1 m3を完全燃焼させるために必要な理論空気量は、およそ5 m3 である。
1、×ブタンは128MJ/m3  2、×1.895 kg/m3  
3、× 25m3の空気が必要。C3H8+5O2→3CO2+4H2Oから5m3の酸素が必要です。空気中の酸素は1/5しかなく、5倍の空気量で5m3の酸素が得られる。
問6。LPガス低圧配管(内容積50 L)の工事が完成した。この配管(配管内の空気の温度は17℃)の気密試験をするため配管内に空気を圧入して、その圧力をゲージ圧力で9.4 kPaとした。その状態で放置後に、配管が冷やされて配管内の温度が15℃となった。このときの配管内の空気の圧力は、およそ何kPaになるか求めよ。
  1. 8.6 kPa
  2. 9.0 kPa
  3. 9.2 kPa
1、○  2、×  3、×
問7。次の①~③の記述のうち、一般家庭で使用するLPガス用調整器について、正しいものに○、誤っているものは×としなさい。
  1. 単段式調整器の表示容量は、入口圧力が規格範囲内であれば、出口圧力を規格の範囲内に保ちながら流すことができるLP ガスの流量を単位〔kg/h〕で表している。
  2. 二段式二次用調整器は、入口圧力の上限が単段式調整器と同じであるため、単段式調整器の代用として使用できる。
  3. 自動切替式調整器を使用すれば、使用側容器のガス供給量に不足が生じると、予備側容器から自動的にガスの補給が行われる。
1、○  2、× ガス燃焼器側に設置されるため、単段式の代わりはできない
3、× 一次用調整器の調整圧力以下となったとき自動的にガス補給が行われる
問8。次の①~③の配管用フレキ管工法の記述で、正しいものに○、誤っているものは×としなさい。
  1. 配管用フレキ管継手の種類によって、配管用フレキ管の被覆のはくり山数が異なる。
  2. 配管用フレキ管の切断は、専用のパイプカッタの刃を強く締め込んで、回転で切断しないと全周がなめらかに切断できない
  3. 屋外露出部に配管するので、配管用フレキ管が固定できない箇所(屋根瓦の上など)や車両などで損傷を受けるおそれのある場所を避け、500 mm 程度の間隔で支持した。
1、○  2、× 数度回転させて柔らかく切断する  3、○
問9。次の①~③のLP ガス設備に使用する圧力計と蒸発器(気化装置)の記述で、正しいものに○、誤っているものは×としなさい。
  1. マノメータは精度が高く故障も少ないので、高圧部の気密試験に用いることができる。
  2. 低圧部の気密試験に用いる機械式自記圧力計は、6か月に1回以上、マノメータまたはこれと同等以上の精度を有する圧力計との比較検査を行い、合格したものでなければならない。
  3. 蒸発器は、液状のLPガスを温水などの熱媒により加温し、強制的にガス状のLPガスにする装置である。
1、× 低圧専用の圧力計(0.1MPa)で、精度が高く機械式自記圧力計の比較検査に使う  2、○  3、○
問10。次の①~③のLPガス設備の配管材料の記述で、正しいものに○、誤っているものは×としなさい。
  1. STPG圧力配管用炭素鋼鋼管は、呼び径が同じ場合、スケジュール番号が大きい方が管の肉厚が厚い。
  2. 伸縮継手は、埋設配管から建物へ引き込まれる配管の立上がり部に用い、地盤沈下によるその配管の損傷を防止するのに適した継手である。
  3. 玉形弁は、ボール弁とも呼ばれ、バルブ本体(ボディ)に内蔵されているボールが90度回転することにより、ガスを通し、または閉止するものである。
1、○  2、○  3、× 玉型弁は、弁体が弁座に対して直角に作動し、内部の流体の流れがS字になる。3の説明文はボール弁についてである
引用元:JQOS.jp

高圧ガス(第一種・第二種)販売主任者 講習

受験資格

高圧ガス保安協会が行う講習の課程を修了した方は、試験の一部が免除されます
▼高圧ガス保安協会 科目免除の内容
https://www.khk.or.jp/qualification/examination_course/course_a/exemption_system.html

対象者

  • 第一種販売:一般則で指定されている種類の高圧ガスを販売する場合
  • 第二種販売:LPガスを販売する場合

合格基準

  • 60パーセント程度

講習・検定内容

講習3日間
  • 法令7時間・保安管理技術14時間
検定試験
  • 保安管理技術のみ。
    法令は実施しませんが、3日間の講義を受講しないと検定試験を受検できません

講習料金

  • 書面申請:17,200円
  • 電子申請:16,700円

講習日程・場所など

第一種販売主任者

  • 年1回開催
  • 6月頃に全国8ヶ所程度で開催予定
▼高圧ガス保安協会 講習予定表
https://www.khk.or.jp/qualification/examination_course/course_duty/

第二種販売主任者

  • 年2回開催
  • 2月頃と6月頃に全国47ヶ所で開催予定
▼高圧ガス保安協会 講習予定表
https://www.khk.or.jp/qualification/examination_course/course_duty/

講習の申込

第一種販売主任者

協会本支部又は一般高圧ガス関係団体へお問い合わせください。
▼高圧ガス保安協会 一般高圧ガス関係講習
https://www.khk.or.jp/qualification/examination_course/otoiawase/inq_01.html

第二種販売主任者

各都道府県液化石油ガス教育事務所へお問い合わせください。
▼高圧ガス保安協会 液化石油ガス関係講習
https://www.khk.or.jp/qualification/examination_course/otoiawase/inq_02.html

その他資格記事

▼液化石油ガス設備士資格はこちら
https://fatmag.jp/lpg-equipment-engineer/

▼充てん作業者はこちら
https://fatmag.jp/licence-filling-worker/

コメントを残す