一戸建てガス給湯器のすべて

一戸建てのガス給湯器を解説!
色々な種類があるガス給湯器。 購入する前にガス給湯器についての情報を集めておくことが大切です。 有名なメーカーとしては、ノーリツやリンナイを含む国内4大メーカーですが、販売を取り扱っている店は、インターネットなどにも多く存在します。

種類がありすぎて購入時や交換時にどれにすればいいか、どこで買えば良いかわからないといった方のために、ガス給湯器の概要や人気の給湯器、選ぶ際のポイントや交換する際の注意点について解説いたします。

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1.ガス給湯器とは?給湯器の概要や号数について

給湯設備には、ガス・電気・石油などを使った給湯設備が、いろいろな種類あり、同じ電気でも機能ごとに異なる給湯器があるなど、メーカーも加えれば膨大な給湯設備があります。
ここでは、ガスを使った給湯設備を使うものとして紹介していきます。

ガス給湯器には、使うガスによって2つの種類があります。
1つは都市ガス用のガス給湯器と、もう1つはプロパンガス用のガス給湯器です。
2つの違いを図でご紹介します。

(1) プロパンガスを使ったガス給湯器

図1は、ガス給湯器にプロパンガスを供給するイメージ図です。

図1では、ガス会社が、プロパンガスボンベを家の近くに設置し、ガスメーター以降から配管を敷設し、ガス給湯器やガスコンロに接続されます。

法的には、ガスメーターまでが供給設備としてガス会社の責任範囲になります。
ガスメーター以降からは、消費設備として家の住人の責任範囲になります。

(2) 都市ガスを使ったガス給湯器

図2で紹介するのは、都市ガスの供給形態です。

都市ガスの本管が、家の道路沿いに敷設されているときは、都市ガス本管から枝管を出して家に設置されるガスメーターまでガス配管設置工事を行います。
ガスメーターからガス給湯器までの配管接続は、図1と同じです。
ただし、この都市ガス方式は大きな問題があります。

都市ガスの1m3当たりの価格は、東京平均でLPG換算かつ20m3使用した場合は、150円で、プロパンガスの東京都平均単価価格450円に比べれば、非常に安いという印象です。
都市ガス本管が家の近くまで来ている時には、ガス本管の枝管までは、都市ガス会社の負担ですが、枝管からガスメーターまでの都市ガス用の配管工事は、一戸建て家屋側の負担になります。近くに都市ガス本管があれば、50万円くらいで工事ができますが、数km先に本管があると数百万円の出費の覚悟が必要です。

したがってこのような場合、数十件の住宅が集まって都市ガスを引くという場合には、1件当たりの工事費は安く、都市ガスを使える可能性があります。
しかし、現実的には都市ガスを希望しても数件どまりでしょうから、都市ガスは止めて、プロパンガスを使うしかありません。

(3) ガス給湯器の機器構成例

図3は、都市ガスか、プロパンガスを引き込んで、ガス給湯器にガス管を接続して、お風呂やお湯の蛇口が使えるようになった給湯器周りの機器図です。

ガス給湯器を家の壁沿いに設置し、ガス管、給水管、お湯の管、電線管などを接続すれば、給湯器として完成です。

2.一戸建て住宅の賃貸パターンとガス給湯器

一戸建て住宅に住むパターンには、代表として2つのパターンが考えられます。
1つ目は一戸建て住宅を賃貸するケースです。

もう1つは、中古住宅を購入するケースです。このパターンには、新築住宅に何年も住んでいるケースも含むものとします。

それぞれのケースの一戸建て住宅で、ガス給湯器を設置するときに、どのような問題があるかについて見てみましょう。

なお、新築の住宅も一戸建て住宅になりますが、新築は別のコラムで紹介していますので、このコラムでは新築は省きます。同様にアパートのような集合住宅も省きます。

(1) 一戸建て住宅と備品一式を賃貸するケース

一戸建て住宅にエアコン、ガス給湯器、システムキッチンなどの生活に必要な備品が、すべてそろった住宅を賃貸する場合があります。
このときには、住居だけでなく、住居に付属する備品は全て貸す側(大家さん)の持ち物になり、これらに手を加えて改造などすることはできません。

もし必要なら、大家さんの許可を得て自費で変更を行うしかありませんが、大家さんと話をして契約書で明確にする必要があります。

逆に、賃貸住宅側の備品に異常があって修理が必要なときは、大家さんに連絡し、補修を依頼します。補修に掛かる費用は全て大家さん側が負担することになります。

以下の場合など給湯器の異常による故障の補修費用をすべて、大家側さんが負担することにならない場合もあります。

▷ガス給湯器の使用者には、普段使用していて異常がないかを確認する義務があります。
もし、1か月前から異常メッセージが表示されていて、リセットで消えるからと、大家さんに連絡することもなくそのまま放置していたとします。しかし、その異常メッセージが出していた異常から、重大な故障がガス給湯器に発生し、それを補修して、大きな補修費用が発生したとします。

大家さん側が、エラーの内容をもっと早く知らせてくれれば、このような故障にならなかったのだから、補修に掛かった費用の半額は出して欲しいと言われたとき、払う必要があります。裁判に持ち込めばどうなるか分かりませんが、問題を大きくしないために、いくらかの費用を分担することになるでしょう。

この事例から分かるように、ガス給湯器やガス器具、エアコンなども含め、通常に使っていておかしいと思ったことは大家さんに連絡し、点検・検査・補修をしてもらうことが必要です。また、賃貸者として点検・検査・補修をしてもらう権利があります。
何よりも、それらの備品を使っているのは自分自身なのですから、いつも快適であって欲しいものです。

以上のような備品や部屋については、賃貸するときに契約書を交わし、例題のようなことは記載されているはずです。また、退去するとき壁に傷がついていて、それを直すのは賃貸者側であるようなことです。

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これまでは「大家さん」と書いていましたが、大家さんが手広く賃貸を行っているときは、賃貸者との間の交渉や連絡は、全て管理会社を通して話をする場合が多くあります。

(2) 一戸建て住宅のみ賃貸する場合

住宅の中に合った備品は全て片付けて、簡単なリフォームだけ行い、建物だけを賃貸する場合もあります。

電気・水・ガスなどのユーティリティは揃っていますが、それらの新たな契約は賃貸者側が必要事項です。

ガス給湯器は、本体の選択から設置工事まで、賃貸者が行います。
以後のメンテナンスを含め取替が必要なときは取替をするなど給湯器の運用に必要なことは、全て賃貸者側が行う場合がまれにあります。

家から出るときには、ガス給湯器の設備などの撤去とガス会社との契約打ち切りまでを行う必要があります。

(3) 給湯器のガスの種類として都市ガスを選びたい場合

一戸建て住宅の契約時に、都市ガスが使えるかどうか聞いたとき、これまではプロパンガスを使っていたという場合のケーススタディです。

一戸住宅を安く手に入れガス種を選ぶときに、ガス給湯器のガスに都市ガスを用いる場合は2章で述べたように、都市ガス本管から家に設置したガス給湯器まで、都市ガスを引いてくる配管工事を行う必要があります。

都市ガスを引いて来る配管工事と給湯器の設置工事を加えて、プロパンガスと都市ガスのランニングコストの差を比較したときに、都市ガス設置工事1式がペイすることはほとんどないでしょう。

後の4章でランニングコストを算出していますが、都市ガスとプロパンガスの1年あたりの差額は2万円程度です。

一戸建て住宅に何年済み続けるかによって(例えば50年のように長期に渡って住み続ける)、ペイできるかどうかが変わりますが、ほとんど都市ガス工事の方がコストが大きいことが分かります。

(4) ガス種類でプロパンガスしか選択肢がない場合

一戸住宅に今後何十年済み続けようと、都市ガスの本管が数km先までしか来ていないときは、都市ガスを引き込むには、数百万円の工事費用が掛かってしまいます。コストとして現実的ではないので、ガス給湯器はプロパンガスを使って運用することになるでしょう。

3.ガス給湯器の設置方法

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  1. 壁掛け型給湯器
    壁掛け型は、住宅の屋外の壁に、給湯器を取り付ける形式です。
    給湯器の下側から配管工事ができるのが特徴です。
  2. 屋外設置型給湯器
    屋外設置型は、住宅の屋外に、地面にブロックを置いて、その上に給湯器を設置し、横から配管と接続します。給湯器の横から配管が出ることが特徴です。
  3. 屋内設置型給湯器
    屋外に給湯器が設置できない環境にあるときに、屋内に設置する方式です。
    FF式(強制給排気)とFE式(強制排気式)があり、給気と排気を外に出す排気管が設置されているのが特徴です。排気管がつまりなどがあると、排気が外に出ず内にこもることがあるため、十分な注意が必要です。
  4. 浴室隣接型給湯器
    浴室隣接型は、屋外設置型と同じように設置し、配管は横から出します。
    給湯器の本体の裏側に浴槽があって、壁を挟んで2本の配管で接続されるのが特徴です。

多くのメーカーから出されているガス給湯器の機種と設置方法をどの方式にするかは、自由に決められます。住宅の周囲のスペースに、どれだけの余裕があるかによって設置方法が決まります。

4.ガス給湯器に掛かる費用

この章では、ガス給湯器を入れて、寿命期10年まで使ったとして、ガス給湯器に掛かるお金がいくらくらいになるか試算してみましょう。

(1) ランニングコスト

ここでは、ガス給湯器の交換工事費用と交換する際の流れについて解説します。

給湯器の交換工事費用は3~4万円

平均的にお湯を沸かすとして、年平均水温17℃の水を42℃まで加熱すると考えます。 平均家庭のお湯の使用量を1日680 (ℓ)とします。

42℃-17℃=25℃

25℃まで加熱するために必要な熱量は、

680(ℓ)×25(℃)×1(kcal)=17,000kcal

です。 プロパンガスの熱量は、24,000kcal/m3 ですので、680(ℓ)の水を沸かすために必要なプロパンガスの体積量は、

17,000÷24,000=0.71 m3

です。給湯器の効率を80%とすると、実際に使用するプロパンガス量は、

0.71÷0.80=0.89m3

です。プロパンガスの単価を450円/m3 としますと、1ヶ月に給湯のために掛かる経費は、

0.89(m3)×450円×30日=約12,000円

 

です。 なお、ガス給湯器にエコジョーズを使うと、効率が0.95まで向上します。
そうすると、月間の給湯器にかかるガス代金は、12,000×0.80÷0.95=約10,000円となります。エコジョーズのない給湯器とは、月平均で2000円の差が出ます。

また、同じ前提で、都市ガスとしたときのランニングコストを試算してみましょう。
都市ガスは1m3当たり約150円です。プロパンガスは450円です。

しかし、1m3当たりの熱量はプロパンガスの方が2倍近く高いため、都市ガス1m3使った時のプロパンガスの使用量を約0.5m3とします。

つまり都市ガス150円に対し、プロパンガスは225円相当で、1.5倍の差になります。
プロパンガスのガス給湯器で12,000円掛かると、都市ガスの給湯器では8,000円相当になるということです。

(2) ガス給湯器本体の市販価格

ガス給湯器の価格は、30万円~50万円(メーカー値)くらいです。
ネット販売など販売ルートでは製造年月にもよりますが、60%~70%引きなどが多く見られます。

注意すべきことは、ガス給湯器の寿命は10年と言われていますが、それは製造中止から補修部品を10年までしか確保しないためです。

そのため、あまりに安いからと製造中止が8年前のものを設置した時、2年後に起きた故障の部品が手に入らず、買い替えることになってしまうことが起きかねません。

(3) 給湯器設置の工事費用

給湯器の設置に当たって、必要な工事費用を概算してみましょう。

新しく設置する場合は、プロパンガスボンベから給湯器までのガス配管、給湯器からお風呂、蛇口、リモコンなどへの水やお湯の配管・配線工事があるため、10万~20万円です。
ただし、お湯を使う場所や家の構造によって変動します。

ガス給湯器が壊れて取替をする場合は、給湯器の取替、配管の接続し直し、リモコンの設置し直しなどの工事だけになるため、5万円程度で工事が可能です。

(4) メンテナンス費用

法定検査は4年に1度でガス会社が行わなければなりません。
部品を変えるような給湯器本体に故障が5年に1回あるとすると、5万円/5年と考えて良いでしょう。

プロパンガスの場合、ガス会社は定期点検は法定義務のため、無料で点検します。

(5) 5年間に掛かるコストと、10年間にかかるコスト

(1)~(4)で出したコストが、ガス給湯器に必要な費用です。

設置場所や周囲の環境などで、その対策としてコストが発生する場合もありますが、レアなケースとしてここでは省きます。

10年間給湯器を使うとし、10年目に取替えと前提で考えます。

コスト計算
  1. ランニングコスト=10000万円×12ヶ月×10年=120万円
  2. 給湯器価格=15万円(ネット販売で70%引きを購入)
  3. 給湯器設置工事=5万円(給湯器の交換)
  4. メンテナンス費用=0万円
  5. 10年での合計=140万円

ここで算出したコストは築30年以上の中古住宅を購入、ガス給湯器を購入して10年間過ぎた時までに掛かるコストを算出しました。140万円というお金は結構大きなお金です。
考慮するのは、築30年以上の中古住宅に、10年以上住み続けるかです。

例えば、10年以内に建て直すプランですと導入費20万円とガス代金60万円の投資は仕方のないことですが、高額なガス給湯器を選んで使用するより、低コストのガス給湯器の選択が最善の選択ではないでしょうか。市場で手に入る最安値の給湯器を使って、お湯が使えれば良いという考えで、給湯器設置工事を計画すると最安値で給湯器設置は可能です。
ただし、1年後に故障するなどの覚悟は必要です。

新築の住宅ができれば、最初に(1)~(4)まで算出したコストを含んだ住宅設計が行えるでしょう。

5.ガス給湯器をプロパンガスにしたときのガス会社の選び方

プロパンガスの特徴の1つは、ガス会社によってガスの単価が違うことです。1m3あたり350円、450円、550円で販売する会社があるため、ガス会社の選び方は重要です。
ガス会社とガス販売の契約をしても、その後、もっと良い会社が見つかれば、ガス会社の変更は基本的には自由です。

ガス会社にはガスの購入と引き換えに、ガス器具と工事は全てガス会社が行い、代わりに、15年は同じガス会社と契約するという条件で、ガス販売を契約する会社があります。
しかし、タダでガス器具一式を入れてくれるところは、まずありません。

月々のガス代に、納品したガス器具と工事一式を毎月いくらかづつ回収できるように契約書が作成され、さらに、 契約を途中で解約すれば、その時点でガス器具の残金を精算する契約となっています。

ガス会社は、このような契約を交わすことで客をガス会社に固定しようとする意図です。

最近ではこういったプロパンガス業界の普段あまり聞く事がない部分を説明してくれる相談センターも発足されています。どこに聞けばいいか分からない方は、プロパンガス消費者生活センター等へ一度相談してみるのもいいかと思います。

まとめ

このコラムでは一戸建て住宅という観点から、ガス給湯器の設置ついて紹介してきました。
一日の疲れを癒し、ゆっくりと浴槽の中でくつろげるように、ガス給湯器を設置しお湯を沸かせるようにします。そのガス給湯器や浴槽は、どのような住宅であっても同じです。
一戸建て住宅と言っても、色々なタイプがあります。
新築の一戸建て、中古の一戸建て住宅、備品を1式取りそろえた賃貸住宅、備品はない賃貸住宅などです。

交換する際の工事費用や無償貸与契約といったポイントもあるため、この記事の中で解説してある内容を参考にガス給湯器を選択してください。
ガス給湯器と浴槽は、住宅のタイプに限らずに同じですが、その給湯器を設置するまでには、手続きや交渉、そしてコストがそれぞれの住宅事情によって違ってきます。

ガス給湯器と浴槽を選び設置するときは、一戸建てに居る期間や、住宅事情、これからの予定などを考えて、また、今後ガスに掛かるコストも考えて、ガス給湯器を選んだらどうでしょうか。

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