ガス給湯器の電源が入らない場合はどうすれば?原因と対処法について解説!

ガス給湯器の電源が入らない!
こちらのページでは、ガス給湯器の電源が入らない時の原因と対処法について解説しています。電源の場所や交換費用の相場についても解説していますのでぜひご覧ください。

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ガス給湯器の電源が入らない!

ガス給湯器の電源が入らない場合、まずは状況を整理しましょう。
電源が入らない場合のパターンとしては、主に以下の3つがあります。

  • 給湯器のリモコンの電源が入らない
  • 給湯器の液晶パネルがつかない
  • 給湯機本体の電源が入らない

それぞれのパターンについて詳しくみていきましょう。

給湯器のリモコンの電源が入らない場合の原因

給湯器のリモコンの電源が入らない場合、考えられる原因は以下の5つです。

  • リモコンの電源がOFFになっている
  • 給湯器のコンセントが抜けている
  • ブレーカーが落ちている
  • 天候(落雷)による影響
  • リモコン本体の不具合

それぞれの原因について簡単にご確認ください。

原因①リモコンの電源がOFFになっている

リモコンの電源がOFFになっていると、リモコンは動作しません。
原因として可能性があるのは、誰かがリモコンの電源をOFFにした可能性です。
通常通り電源をONにすると使用できるので復旧は簡単にできます。そのため「電源をどのタイミングでOFFにするか」など家庭内でルールを決めておくとよいでしょう。

原因②給湯器のコンセントが抜けている

給湯器の電源は、防水コンセントから接続していることが多いです。その際、コンセントが抜けているとリモコンの電源はONになりません。

誰かがいたずらに抜いた場合を除き、何か不特定なものが原因で抜けた可能性があるので、もう一度コンセントを差し直して様子をみましょう。
防水コンセントにプラグを差す場合、時計回りに軽く回すことでロックが可能です。

原因③ブレーカーが落ちている

ご家庭には分電盤が設置されており、その中にはさまざまなブレーカーが設けられています。その中にある給湯器用のブレーカーが落ちていると電源が入りません。
ブレーカーが落ちる原因としては、電気の使い過ぎが挙げられます。
ただし、漏電ブレーカーが動作している場合は漏電の恐れもあるので、頻繁に落ちる場合は業者に点検を依頼するのがおすすめです。

原因④悪天候(落雷)による影響

ご家庭の近くで悪天候(落雷)が発生した場合、安全装置が作動して給湯器が使えなくなる可能性があります。
その場合、給湯器の電源コンセントを一度抜いて差し直したり、リモコンの電源を入れ直したりすることで復旧できる場合があります。
また、差し直しても給湯器が使えない場合は不具合が生じた可能性が高いです。その場合は、業者に依頼して点検・修理・交換などの必要な措置を取ってもらいましょう。

原因⑤リモコン本体の不具合

設置して年数が経つ給湯器の場合、リモコン本体や配線に異常が発生して電源が入らないことがあります。
ご家庭内にリモコンが複数ある場合は、他のリモコンで動作を確認しましょう。別のリモコンで問題なく給湯器が使えるのであれば、リモコン本体の不具合である可能性が高いです。
状況にあわせてリモコンの交換など必要な措置を取りましょう。

給湯器のリモコンの電源が入らない場合の原因

給湯器の液晶パネルがつかない場合、主に原因となっているのは以下の2つです。

  • 節電モードになっている
  • リモコンの不具合

それぞれの原因について詳しく解説します。

原因①節電モードになっている

給湯器の液晶パネルは10分程度使用しない場合、節電モードになって液晶が消えることがあります。この場合、故障とかではないのですぐに復旧が可能です。
液晶パネルのスイッチを押したり、給湯し始めたりすることで液晶パネルは元通りに表示されます。
もし節電モードが不要だと感じた場合は、設定を変えることで節電モードをOFFにできることがあるので、お手すきの際にお試しください。

原因②リモコンの不具合

給湯器のリモコンに不具合が生じている場合、液晶パネルの表示がされないことがあります。経年劣化によるリモコンの故障や自然災害が主な原因です。
まずは電源を入れ直して対処してください。別のリモコンがある場合はそちらも試して不具合が起きている箇所を特定しましょう。

給湯器本体の電源が入らない場合の原因

給湯機本体の電源が入らない場合、原因として挙げられるは以下の7つです。

  • エラーコードが表示されている
  • ガスの供給がストップしている
  • 給水のバルブが閉まっている
  • 水圧の不足
  • 部品の故障
  • 給湯器の電源が抜けている
  • 配管の凍結

こちらの原因についても詳しくみていきましょう。

原因①エラーコードが表示されている

給湯器のリモコンや液晶パネルにエラーコードが表示されている場合、給湯器が作動しなくなります。あまり目にしない数字やエラーコードが表示されている場合、屋内のガス漏れのリスクをケアするために窓を開けて換気してください。
その後、以下の手順でガス漏れのチェックを行いましょう。

  • 給湯栓を閉めてガス機器の使用を止める
  • 全てのガス栓を閉めてガスボンベのバルブを閉める
  • 給湯器やその周辺でガスの臭いがしないか確認する

また、給湯器の取扱書にエラーコードの詳細が記入されています。
取扱書に記載されているエラーコードと照らし合わせて対処しましょう。

原因②ガスの供給がストップしている

一定時間以上のガスの使い過ぎや地震などの自然災害が原因でガスメーターが自動でストップすることがあります。この場合、ガスメーターを確認してガス止めの表示やランプの点灯がないかご確認ください。
ガスの供給がストップしている場合、ガスメーターの復旧が必要です。
以下の手順でガスメーターの復旧を行いましょう。

  • 全てのガス機器の使用を止める
  • 全てのガス栓を閉める
  • ガスメーターの復帰ボタンのキャップを外す
  • 復帰ボタンを数秒押してゆっくり手を離す
  • 赤ランプ点灯後、再度点灯が始まるまで待つ
  • 赤ランプの点滅が消えた後はガスが使用できる
  • ガスメーターの復帰ボタンのキャップを付ける

原因③給水のバルブが閉まっている

給湯器本体の下側には給水バルブが設置されています。
この給水バルブが閉まっていると水が流れないので給湯器は作動しません。
新居にお引越しの方や新規で給湯器を設置された方は、一度給水のバルブをご確認ください。

原因④水圧の不足

給湯器を点火するための水圧が不足している場合、水量が足りず給湯できない可能性があります。蛇口の開閉が足りない場合や水の量自体が少ないケースです。
この場合は、蛇口を全開にして様子をみましょう。もし給湯できない場合は、給湯器自体の故障の可能性あるので修理や交換など業者に依頼して対処してください。

原因⑤部品の故障

給湯器自体の部品が故障している場合、作動しない可能性があります。可能性として高いのが電装基板などの内部部品の故障です。
また給湯器自体が経年劣化するものなので、給湯器を10年以上長く使用しているご家庭であれば故障の可能性は比較的高くなります。
年数が10年以上経過している給湯器の場合、修理自体が不可能な可能性もありますし、繰り返し不具合を生じることもあるので交換をご検討ください。

原因⑥給湯器の電源が抜けている

給湯器は建物の外に設置されていることが多いですが、電源コンセントを用いての接続の場合、電源が抜けていると給湯器は作動しません。
抜けた原因自体は不明ですが、コンセントを差し直して対処しましょう。もし電源を分電盤で供給していてブレーカーが落ちている場合は、ONにして様子をみてください。

原因⑦配管の凍結

冬場などで外の気温が0度を下回ると配管が凍結して給水が止まる可能性があります。その場合、水の流れを検知できないので給湯器は作動しません。
配管の凍結が原因の際は、自然に凍結するのを待つのが一般的です。もし急を要するのであれば、お湯をかけたりカイロやドライヤーで温めたりして対処しましょう。

ガス給湯器の電源が入らない!

先ほど、ガス給湯器の電源が入らない原因と対処法をあわせて解説しました。 それぞれの対処法をまとめると次の通りです。

原因 対処法
リモコンの電源がOFFになっている リモコンの電源をONにする
給湯器のコンセントが抜けている コンセントを差し直して様子をみる
ブレーカーが落ちている ブレーカーを入れ直して様子をみる
悪天候(落雷)による影響 給湯器の電源コンセントを一度抜いて差し直したり、リモコンの電源を入れ直したりする
リモコン本体の不具合 他のリモコンで動作を確認する
液晶パネルが節電モードになっている 液晶パネルのスイッチを押したり、給湯し始めたりすると液晶パネルは元通りに表示される
リモコンの不具合 ・電源を入れ直して対処する
・別のリモコンがある場合は試して不具合が起きている箇所を特定する
エラーコードが表示されている ・見出しにある手順でガス漏れのチェックを行う
・取扱書に記載されているエラーコードと照らし合わせて対処
ガスの供給がストップしている 見出しにある手順でガスメーターの復旧を行う
給水のバルブが閉まっている 給水バルブを確認して対処する
水圧の不足 蛇口を全開にして様子をみる
部品の故障 修理や交換を依頼する
給湯器の電源が抜けている コンセントを差し直して対処する
配管の凍結 お湯をかけたりカイロやドライヤーで温めたりする

ガス給湯器の電源が入らない時は焦らず、一度冷静になって対処しましょう。原因と照らし合わせながら必要な措置を取ってください。

ガス給湯器の電源の場所ってどこにある?主に4種類

ガス給湯器の電源は、主に以下の4種類の場所にあります。
ガス給湯器の電源の場所
  • 給湯器近くの防水コンセント
  • 給湯器下のカバーの中
  • 分電盤(ブレーカー)
  • メーターボックスの内部

それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

場所①給湯器近くの防水コンセント

給湯器の電源がある1つ目のパターンが「給湯器近くの防水コンセント」です。
家の外壁に設置されてある給湯器の近くに設けられており、あわせて電源が接続されています。
防水コンセントとは、雨天時に水濡れや漏電を起こさないよう対策されているコンセントのことです。差込口がカバーで覆われていたり下側からコンセントを差したりするよう設計されています。

通常のコンセントとは少し形状が異なりますが、特徴をおさえていればすぐに見つかります。抜き差しする際、ロックする場合はプラグを時計回りに、ロックを解除する際は反時計回りにプラグを回すとそれぞれ可能です。

場所②給湯器下のカバーの中

給湯器は、水が入ってくる配管やお湯が出ていく配管などさまざまな配管が接続されています。ご家庭によっては床暖房や浴室乾燥機などの配管も接続されているので、非常に複雑化しており、見栄えも悪いのが特徴です。
外側からの見栄えを良くするため、給湯器の下に配管を隠すようカバーが設けられていることがあります。考えられるのはカバーの中に防水コンセントが設けられているパターンです。

また、カバー自体は簡単に外せる設計になっているのでドライバーは必要ありません。もし防水コンセントがあって抜き差しする場合は、先ほど解説した内容と同様に行いましょう。

場所③分電盤(ブレーカー)

ご家庭の中には給湯器用の防水コンセントが設けられていない場合もあります。その場合、分電盤(ブレーカー)から直接給湯器に電源を送っている可能性が高いです。
外壁に設置してある給湯器に配線やケーブルが接続されている際は、分電盤から直接電源を取っていると考えましょう。 また、分電盤から直接電源を取っている場合はコンセントを抜けないのでご注意ください。

専門の資格を有していない方がブレーカーの取外しなどを行うと電気事故に繫がる可能性もあるので危険です。
ただし、ブレーカーのスイッチを操作して電源を切り替えることはできます。

場所④メーターボックスの内部

ご家庭がマンションの場合、メーターボックスやパイプシャフト内部に給湯器がついていることがあります。パイプシャフト(PS)とは、玄関脇にあるガス・電気・水道メーター等が入っているスペースのことです。

この中に給湯器が入っていてコンセントを抜き差しできます。ただし、感震遮断機能が付いているガスメーターは、振動を検知するとガスを止めることがあるのでご注意ください。
感震遮断機能が動作した場合でも復旧作業は可能です。メーターに手順が記載してあるので指示に従って復旧しましょう。

それでもダメなら交換しよう 交換の費用と相場

コンセントの抜き差しを行っても給湯器のエラーが頻繁に起こる場合は、給湯器の修理や交換をご検討ください。 ここでは、ガス給湯器の修理と交換の費用相場について解説します。

ガス給湯器の修理の費用と相場

ガス給湯器の修理を依頼する場合、不具合部分によって費用が異なります。
ガス給湯器の不具合種別 修理費用の相場
燃焼系 15,000円~35,000円
電装系 10,000円~40,000円
安全装置系 8,000円~50,000円
水制御系 10,000円~40,000円
操作リモコン 15,000円~40,000円
※人件費や出張費などで費用が増加する可能性あり

給湯器を修理してもらう場合、使用年数が長いと修理を断られる可能性があります。
メーカーは、給湯器の生産が終了してから10年間は部品を保有しておく決まりとなっていますが、部位品の在庫がないと修理を受け付けてもらえない可能性が高いです。
その場合は、ガス給湯器の交換をご検討ください。

ガス給湯器の交換の費用と相場

ガス給湯器を交換する場合、ガス給湯器自体を購入する費用が必要です。 費用はガス給湯器の「号数」や「種類」で異なります。

ガス給湯器の交換における相場の目安

ガス給湯器の種類 費用の相場
給湯専用給湯器 ~15万円
オート・フルオート給湯器 10万円~30万円
フルオート&エコジョーズ給湯器 15万円~
また号数の目安ですが、一人暮らしの方は16号、二人暮らしであれば20号が目安です。加えて4人家族でお住いの方は、24号の給湯器が目安となります。 ガス給湯器の交換費用は「本体+工事費+保証」となっていることもあるので、購入する際は事前に確認しておくとよいでしょう。

ガス給湯器の修理前にすべきこと

ガス給湯器の修理前には、これまで解説してきた以下の内容を試してみましょう。
修理前チェック
  • 電源がつかない原因を調べる
  • 原因に対しての対処方法を調べる
  • ガスの供給確認を行う
  • コンセントを抜き差ししてリセットする
  • 1~4で復旧しない場合は修理・交換を依頼する
修理前にすべきなのは上記の通りです。ガス給湯器の修理・交換は、多くの金額を必要とするため、無料で復旧できるのであればそれに越したことはありません。
そのため修理や交換は、本記事記載の内容を実践してダメだった場合にご検討ください。

まとめ

本記事では、ガス給湯器の電源が入らない時の原因と対処法について、電源の場所や交換費用の相場とあわせて解説しました。
給湯器の電源が入らないと焦りや不安が生じます。だからこそ、落ち着いて冷静に対処することが大切です。
給湯器の電源が入らない場合は、本記事の内容を参考にして必要な対処を取りましょう。

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